元受給者が「生活保護の現状や問題」について触れてみる【再受給|母子家庭|高齢者】

人生の話

どーも元生活保護受給者のフリーターりぷれさんです。生活保護を終了してもうすぐ2年が経ちます。この2年間はひたすら倉庫でアルバイトしてきましたが、「ほかの元受給者さんはどうしてるんだろう?」とか「そもそもコロナが落ち着いてきた今でも生活保護って増えてるのかな?」とかニュースで分からないことが色々気になったので調べてみました。

参考文献
「生活保護制度の現状について」ー令和4年6月3日ー厚生労働省

上記資料から、現在の生活保護について触れてみようと思います。

生活保護受給者数は年々減っている

生活保護受給者数の推移を見ると、受給者数自体は減っているようです。

平成25年3月末:およそ244,000人
平成30年3月末:およそ195,000人
令和2年3月末:およそ187,000人

資料のグラフを見るとゆるやかながらも右肩下がりになっていることがわかります。

2018年以降はコロナの影響で前年度比の伸び率としては増加傾向にあったようですが、ここ1年で伸び率も下がっています。やはりコロナの影響は大きかったみたいですね。落ち着いてきてくれて本当に良かった。

ちなみに私自身が生活保護になったのは2021年のこと。

まぁ私の場合はコロナ関係なくうつ病→退職→自○未遂→生活保護って流れなんですけどね。世の中の流れとは関係ないところで勝手に受給者になっていました。まぁ当然そういう人もいるよな。

高齢者の受給者が増えている

高齢者の受給者は年々増えていて、現在の生活保護受給者の構成割合を見るとなんと「全体の56%が高齢者」となっています。とんでもないですね。もはや高齢者のための制度感がすごい。年金とか関係ない高齢者多いんだなって実感しますね。

ちなみに私が受給者時代に住んでいた施設でも9割は高齢者でした。

定期的に他の施設に移されたりしているそうですがそこでもほとんどが高齢者だそうで。大多数の生活保護高齢者とその受給費は国に管理されているものと見ていいでしょう。なお高齢者世帯の92.3%は単身者だそうです。なんだか寂しい話ですね…。たぶん、このままいけば私もそうなります。生活保護受けてるかどうかは分からないけど。

母子家庭の受給者は減っている

高齢者の受給者が増える一方、母子家庭の受給者は年々減っていて、現在は全体の4%にまで下がっています

これは数ではなく割合なので正直なんとも言えないんですが…。調べてみた限りでは母子家庭自体の総数は年々減っているそうなんです。年々、高齢者は増え母子家庭は減る、そりゃ当たり前に構成割合に響いてきますよね。

まぁいったん数字は置いておくとして。

現実的な話をすると、私みたいに単身の若い男性と比べて「母子家庭の受給者」って世の中的に外からの目が気になるものだと思うんですね。子供がいる以上、学校関係者やまわりの父母などに生活保護受給者であることがバレる可能性って高くなりますし、仮に開き直っていたとしてもそれはそれでネガティブな意見を持たれることって多いです。経済的な面で比較とかされるとストレスにもなると思います。ひとり親の悩みは間違いなく多いはず。子供が成長したあとのこともありますしね。

常にマイナス感情で生きていかなきゃならんのかというとそんなわけがないので、生活保護を受けて生きているひとり親がなにも恥ずかしいことではない、馬鹿にされるようなことではないという空気は一刻も早く当たり前になってほしいなと思うものです。

学費支援や児童扶養手当の回数など物理的に良い方向で見直されている制度もありますが、精神的感情的な部分はやっぱり時間で解決していくものなのかなぁ。母子家庭や父子家庭などのひとり親世帯は、独身の男性や高齢者よりもずっと守られていてほしいもんだなぁとしみじみ思った元受給者でした。未来があるもんな。

長期間の受給者が増加している

生活保護を長期間受給する人の割合が高く、自立支援の必要性や再就職の難しさなどが問題となっています。

これは正直当然のことです。だって半数以上が高齢者ですからね。再就職なんて出来るわけないし自立支援なんて対象外です。私がいた施設の高齢者は仕事なんて探してませんでした。もうみんな死ぬまで施設暮らしだと分かっていましたし、ケースワーカーの方も毎月の受給費の使われ方を確認するくらいで、仕事を探しているか、仕事できそうか、などはほとんど聞くこともなかったそうです。寂しい話ですがこれが現実ですね…。

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まぁ高齢者の話はいったん置いておきましょう。単身者や若い人の話をしたいんですが実際の数字がわからないので私の話をします。

私は生活保護をおよそ半年で終了となりました。生活保護開始から3~4ヶ月後にAmazon倉庫でのアルバイトが決まって、貯蓄がすこし溜まってきたあたりで受給費により施設から引っ越し、生活保護終了という流れでした。このあたりはこのブログでも書いてきましたので参考程度に読んでみてください。

で、私の生活保護終了までの期間が早いのかどうかは正直わからないです。上で挙げた図を見ると、生活保護全体の構成割合のうち、高齢者・母子世帯・障がい者・傷病者世帯を除く世帯の割合はたったの15%です。健康な若い人の受給者は10人に2人もいない。

ケースワーカーさんによると大多数の若い人はすぐに仕事を探して(探すようにせっつかれ)比較的早いうちに生活保護を終了していくのだとか。でもたぶん問題原因は健康な人じゃなくて病気持ち(傷病者)の方なんだと思うんですよね。特に精神的な病の方。

私みたいにうつ病など病気持ちの場合、仕事探しは治療の後になります。精神的な病気を持っているうちは「仕事を探せなくても仕方ない。まずは病気を治しましょう」というケースになることが多いのです。私もそうでした。実際私は自○未遂まで行ってしまってるわけなので治療優先になったのは当然だと思います。

でもうつ病ってどう判定したら「完治」なのか分からないんですよね。長期化する一番の理由。一度うつ病と診断されたらその後ささいな悩みやネガティブ思考もすべてうつ病のせいになっちゃう。うつ病が治っていないことにできてしまう。これはある意味不正受給の温床になっているのかもしれません。そうみられても仕方ない状況ではあるのかも。うつ病って本当に辛いんだけどね。

そういった完治しづらい病気持ちの方が、生活保護が長期化してしまう原因の一つだと思います。そしてそれはどうあがいても「仕方ない」としかいいようがないものだとも思います。高齢者の件もそうだけどね。

自立支援の課題

生活保護制度の目的は、自立支援による早期の社会復帰。自立支援には、就労支援や教育支援、住宅支援など色々あります。

上で挙がった高齢者の問題、うつ病など傷病者の問題、これらも含まれます。が上で触れたので今はいったん置いておきます。今回は就労支援について触れてみます。

私の場合ハローワークやパソナを利用して仕事探しをしました。というか支援してもらいました。いろいろ相談して1週間おきに求人票などをもらって履歴書作成、書類送付、面接などをやるっていう感じで。最終的にはネット求人サイトで探したAmazon倉庫に決まったんですが、このときのハロワやパソナの担当者さんとのお話が記憶に残っています。

自分で仕事を探して決められるなんてすごい!!

って。担当者さんにめっちゃ褒められました。

やばくない?最初は子供でも褒めてるつもりか?って怪訝に思いましたがそうじゃなかった。ハロワやパソナを利用する人は、自分で仕事やアルバイトを探して決めることができない人だらけってことだったんですね。自立してない。する気がないのかもしれない。

ハロワ利用しても全然仕事決まらない、ハロワが悪いっていう人多いですが、「自分の責任で仕事をする、決める」ことができない人ってわりと面接などでバレちゃうのかもしれません。ハロワで紹介されたから履歴書送りました、面接に来ましたって雰囲気。この人やる気ないなってのがバレて落とされるとかあるのかも。

そういう考え方から矯正できないと、就職方面での自立支援ってなかなか厳しいのかなって思いました。仕事決まってもまたやめて再受給ってなりそう。

生活保護の再受給が増えている

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生活保護を一度受給して終了後、再度申請して再受給する人も多いそうです。割合は全体の約3割に達しているとのこと。上で書いた理由から高齢者が一度でも生活保護を終えることって少ないと思うので、再受給者の多くは若い人やひとり親世帯、傷病者だと思います。

仕事が決まったけど上手くいかずやめた、また再受給って流れなのかな。

と思ってかるく調べてみました。生活保護終了後の問題と懸念

1.再就職や生活の維持が難しい

生活保護を終了したあとに、再び就職や生活を維持することが困難になる場合がある。特に、年齢や職歴、スキルなどが不十分である場合や、健康状態が悪化している場合など。

2.社会的孤立や自己否定感の増加

生活保護中に社会的なつながりや自己肯定感を失うことがある。また、生活保護受給者となったことが差別や偏見などにつながっていた場合、社会的な孤立感が強まることも。

3.心理的な問題や健康問題

生活保護中にストレスや不安など心理的な問題を抱えていた場合、その問題が生活保護終了後も継続しているケース。治療や医療費で困難を抱えることも。

4.経済的な問題

生活保護を終了しても、生活に必要な資金や社会的支援が不十分な場合、再び生活保護を必要とすることがある。

 

と、こういった問題で再度生活保護を申請することが多いそうです。生活保護が終わっても普通に戻れたわけじゃない。安泰ではないってことなんですね。底辺暮らしのままです。

私も生活保護が終わってもうすぐ2年。今はプログラマになる気がないのである意味1.は当てはまりますが気にしていません。もともと人間関係が希薄なので2.も当てはまりますがこれも同様。

しかし3.と4.がやばいです。うつ病はもう完治したつもりでいて気にしてないんですが花粉症による薬の出費がすごい。熱などで休むと稼ぎも減ります。そして戦争による光熱費の高騰、グランデータ問題などで生活の出費が大きい。経済的に苦しくなっているのは間違いなく事実です。

うっすらと「また生活保護になりそうだなぁ」という未来が見えてきている今日このごろです。生活保護以降、うつ病前と比べて幸せを感じることは増えたんですが、幸不幸関係なく生きるのは大変ですなぁ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。 よければシェアしていただけると嬉しいです。
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