金欠でも引越バイトだけは絶対やめておこうと思っている話。【元生活保護受給者】

人生の話

仕事は選ばなければいくらでもある。と仕事の見つからないニートや生活保護受給者の人がよく言われる言葉がありますね。

たしかに求人を調べてみると結構あるんです。希望時給を下げて、希望の時間帯を変えて、希望の職種を変えて…。高望みしなければ底なしに出てきます。

でもまぁ選択肢があるうちはやっぱ選ぶよね。ってことで偏見こみこみで引越アルバイトだけは今のところ完全NGにしているりぷれさんです。今回は私がどうしても引越アルバイトが嫌な理由を話してみようと思います。

「無理」なのではなく「嫌」っていうところがポイントですよね。出来ないんじゃなくやりたくないっていう。ブラックに飲み込まれない精神スタイル。

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肉体的負担が大きすぎるから嫌

現在私は2年ほど物流倉庫で働いています。一応は軽作業のくくりですが普通に力仕事もあります。数キロの重たい荷物を運ぶことなら毎日あります。

デスクワークのプログラマ時代と比べたら肉体的負担の大きい仕事をしているのは間違いない。特にAmazon倉庫時代はキツかったです。

でもそんな倉庫作業と比べても引越作業は肉体的負担の大きさが違いすぎるんです。引越作業でよく運ぶ家具家電の重さって普通に数キロはくだらないし冷蔵庫や洗濯機となると十キロ以上も出てきます。

なにより「大きさ」と「運びやすさ」の負担に違いが有りすぎるんですよね。

倉庫で運ぶのは基本的に梱包されたダンボール箱です。梱包前でもすでに商品の箱に入ってる状態がほとんど。作業用の土とかセメント類は20キロくらいありますが、箱に入ってしまえば割と簡単に運べますしだいたいはロールボックスや台車で運びます。

でも引越の運ぶ荷物は箱じゃないものもたくさんありますよね。持ち運びしづらくて重たいものも多い。なのに壊したり傷つけたらいけない。

そのうえ運びづらい。重たかったり大きいものを、部屋のドアをまたいで、建物の通路を通って、ときには階段やエレベーターをも抜けて、トラックの荷台まで運ぶ。しかも急いで。大変なんてものじゃありません。

引越作業の肉体的な負担の大きさは倉庫とは比べ物にならないと思っています。これが引越アルバイトが嫌な理由の一つ。

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ちなみに私、倉庫でも肉体的負担の大きな作業はなるべくお断りするようにしています。歳を重ねるにつれて人の体はどうしてもくたびれていきますからね。痛めやすくなっちゃう。一度腰痛持ちになったら治りませんし今後に響くようなダメージも負いたくありません。

なにより、「貯金がなくて今月来月を生きるために働く必要があるのに、腰痛や関節痛を抱えたせいで今働けなくなったらどうもこうもなくなっちゃうから」です。また生活保護に逆戻りです。というかどうせ生活保護になるんだったら別に働くてよかったじゃんってなっちゃう。体痛めただけじゃんって。とまぁ色々あるので体を壊さないことは第一に考えています。

人間関係の良い話を1つも聞かないから嫌

引越業界って人間関係の良い話を一つとして聞いたことないんですよね。悪い話ばっかり。

先輩や上司の人使いが荒いやら罵詈雑言を言ってくるやら暴力的な行動を取るやら令和になった今の時代でもパワハラが自然に行われている現場、というのが偏見込みの引越業界のイメージです。

ツイッターやSNSなどネット上のどこで調べてもどこで見聞きしても人間関係の愚痴ばかり目立つっていう。「早く運べよ!!」とか「使えねーなー」とか「○ねよお前!!」みたいな中学生レベルのやり取りが横行してる情報ばっかりです。

無駄に真面目でメンタル的に強くない私にとって精神的に苦しい現場はマジで嫌なんです。メンタル強かったらうつ病で自○未遂なんてやってないし…。さすがにもう30代なので自分の弱いところは認めて現実を見なければならない年頃です。

ちなみに倉庫でも人間関係の問題はたま〜に発生します。

倉庫で働いてる人も当然と言えば当然ですが立派な人なんてそうそういないので敬語が使えなかったり口の悪い人もいます。人使いの荒い人もいます。ケンカや暴力はありませんが過去にはいじめで辞めていった方もいました。

が、基本的には普通にコミュニケーションとって他愛無い世間話とかすることもあったりなかったりする平凡な毎日を過ごしながら2年が経っています。おしゃべりでも無口でも関係ない。倉庫って人が多くて毎月いつの間にか人が減ったり増えたりを繰り返しているので人間関係で悩み続けることってそんなにないんです(非正規社員に限る。正社員はマジで大変そう)。

引越アルバイト、良いなって思うところもある

もちろん引越アルバイトに良いな、って思うこともあります。いくつか挙げてみます。

求人が多い。日雇いは常にある

引越の求人ってめっちゃ多いです。検索フィルタで絞らないと引越だらけになっちゃうくらい多いです。隣駅とか隣町とか場所変えても引越だけは絶対あるもんね。

タイミーなどの日雇い系求人でもめっちゃあります。というか先に引越以外が全部募集満員になって引越だけがあまる状態になりますwみんなやっぱり引越は嫌なんやね…。

何も仕事がない、でも金は稼がなくちゃいけない、っていう最悪の場合でも引越アルバイトを選択する道は残されている。ある意味神ですよね。

勤務時間が短くて、時給が高い

8時間勤務のところもありますが、朝だけ、お昼だけ、みたいな短時間勤務の募集も引越ではよくあります。

そしてなにより時給が高いところ多いです。平均時給200円以上は高いんじゃないか。日雇いでも平均1,000円以上は高いはず。負担の大きさとみんなが嫌がる仕事っていう逆ニーズによりお給料は高くなるんですな。介護もそうあるべきよね。いや介護こそそうあるべきよね。

 

といったところで今回は以上です。引越アルバイトについてぐちぐち言っちゃいました。

最後になりますが、私がまだ生活保護を受けていたころ、ハロワやパソナで仕事探しをしてたときの逸話です。担当者さんにうつ病でプログラマを辞めて生活保護になったという経緯を話して、今は「体を動かすアルバイトとかもやってみたい」って言ったら、担当者さんは倉庫や工場の求人を勧めてきました。

「メンタルをやっているしずっとデスクワークで体使ってないなら引越は辞めた方がいいね」ということらしいです。まぁそれくらい引越業界のキツさはハロワなどの担当者さんたちも分かっているということなんでしょうね。

敷居は低いようで高い。悪い意味で有名。悪い常識。くつがえるときは来るんだろうか。。。

引越業界で働いている方、偏見こみこみでごめんなさい。。。

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