シャツの黄ばみ落としについて、ネット上にあふれる有名な方法を試してみましたので、その結果をまとめます。
特別なことはせず、一般的な漂白剤を使って落とす方法に絞っています。試した漂白剤は以下。
- ワイドハイターEXパワー
- ハイター
有名なこの2つを使って、黄ばみ落としを試してみました。
ワイドハイターEXパワー と ハイター の効果
ワイドハイターEXパワー
ワイドハイターEXパワーは酸素系の漂白剤です。
酸素系は色物の洋服に使えるため、おそらく一般的に最も利用されている漂白剤でしょう。
漂白能力としては、液体タイプよりも粉末タイプの方が効果が高いようです。
このワイドハイターEXも、過炭酸ナトリウムという弱アルカリ性成分の多い粉末タイプの方が洗浄能力が高いとのこと。
ハイター
続いてハイター。
こちらは有名ですね。塩素系の漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした強力な漂白剤です。
とても強力なため、色物や柄物の衣類には使わないように注意が必要。染料が落ちて色落ちしてしまいます。ニオイが強いのも特徴。
そのかわり白の衣類には大きな効果を期待できます。
黄ばみを落とすのはYシャツとユニクロのAIRism
黄ばんでしまった服はYシャツとインナー。
Yシャツはこんな感じ。
光の関係であんまり黄ばんでないように写ってますが、実際にはガッツリ黄ばんでます。
写真では脇の内側を撮っていますが、外側もはっきり分かるくらい黄色くなってます。残念。
同じようなシャツが後4枚あります。ワキガじゃ…ないはずだと信じたい。
インナーはユニクロのAIRismです。
薄くて肌ざわりもよくて気持ちいいインナーですよね。大好きで大量に持ってます。
インナーの黄ばみ状態はこんな感じ。
黄ばみ具合がカメラで上手く写せません…。インナーなので、シャツよりもずっとずっと黄ばんでます。
こっちは内側からとる必要もないくらい黄ばんでるのでそのまま撮りました。
今回はこのYシャツとインナーの黄ばみ取りに挑戦しています。
1.【失敗】ワイドハイターEXパワー + お湯で2時間つけ置き
黄ばみ(皮脂)はお湯につければ溶けやすくなるとのこと。
なので、40℃程度のお湯にワイドハイターEXを溶かし、2時間ほどつけ置きしました。
つけ置きと言ってもバケツや洗面器のような物がなく、シャツもたくさんあったのでお風呂の「バスタブ」を使用。
バスタブに20L程度のお湯をため、ワイドハイターEXは少し多めに40g入れました。容器のフタ2杯分。
シャツとインナーを投入し、2時間つけ置きます。
つけ置いた後は、いつも通りに洗濯機で洗います。干して乾かした後に見てみたらこんな感じ。
これまたカメラの写りが微妙ですが、少しだけ、ほんの少しだけ、薄くなった気がする程度。
黄ばみ、落ちてません。
インナーの方は繊維も違うのでまぁ落ちなくてもしょうがないかな、という感じですが、シャツが落ちなかったのは残念。
諦めずに挑戦を続けます。
2.【失敗】ワイドハイターEXパワー + お湯で半日つけ置き
つけ置いた時間や漂白剤の量が悪かったのか?と思い、もう一度やってみました。
今度はお湯にワイドハイターEXを倍の80g入れて、夜8時~翌朝10時頃まで半日つけてみました。
※ワイドハイターEXの注意文には最高でも2時間までと書いてあったので非推奨
で、同じくつけ置いた後は洗濯機で洗い、干して乾燥させた結果がこれ。
まったく変わっていません。
黄ばみは落ちず。
もしかしたら少しは薄くなったのかも知れません。真っ白になるものだと思ってましたが、求めすぎだったのでしょうか。
ただ、脇の黄ばみが落ちなかったのとは違い、襟元の方はかなり綺麗になってました。
うん、だいぶ真っ白。ここは本当に綺麗。
ちなみにインナーの方は全く変わりなしでした。
ここで、ワイドハイターEXパワーで黄ばみを落とすことを諦めました。ハイターの方に移ります。
3.【失敗】ハイター + お湯で2時間つけ置き
ワイドハイターEXパワーで失敗後、今度はハイターを買ってきて再挑戦。
ワイドハイターEXパワーの時と同様に、まずは黄ばみの原因となる皮脂を溶かしやすくするため、お湯(40℃程度)にハイターを混ぜてつけ置きします。
黄ばみを落としたいシャツはたくさんあるので今回もバスタブを使いました。
お湯は20L程度で、120ml(キャップ6杯分)のハイターを混ぜています。
このまま2時間つけ置きます。
ハイターは少々ニオイが強いので、換気扇は必須です。ドア開けっぱなしだと家中にニオイが広がるのでやめておきましょう。
で、つけ置いたら、洗濯機に入れて洗濯します。
その結果。
これまた黄ばみ具合がうまく写っていませんが、落ちていませんでした。
ちょっと薄くなったかな、っていう微妙な感覚はあるかも。まだまだ諦めずやってみます。
4.【成功】ハイターを黄ばみに直つけ、30分つけ置き
ここまでの3度の失敗より、
「お湯なんていらないんじゃないか?」
「というか漂白剤を水に薄めてるだけ?」
と思ったので、今度は直にハイターを黄ばみ部分につけてみました。
シャツの脇部分にハイターを少したらします。
シャツが乾燥しているとなかなか染み込まないので、軽く揉みほぐしながら染み込ませます。
手が非常に臭くなるので注意。
ハイターをつけたら30分置いておきます。
※ハイターの注意分によると、直つけの場合は30分が推奨
そのまま洗濯するので洗濯機の中に入れてつけ置きました。で、洗濯して乾かした結果。
見えますでしょうか。
完璧に、黄ばみが消えています。凄すぎる。
他のシャツでもやってみましたがすべて真っ白でした。黄ばみを落とすために色々やってきましたが、直つけが最強。
難点としてはハイターのニオイが洗濯後も残っちゃうところ。しっかりと日干しすべきです。
なお、香水や日焼け止め液などが付いていた場合、ハイターに浸すとピンク色などに変色することがあるようです。これも注意。
注意点が多いのもハイターのデメリットなのかもしれませんが、漂白力は凄まじいということが分かりました。
まとめ
結論、ハイターの直つけが最強です。
今回の挑戦では酸素系のワイドハイターEXパワー、塩素系のハイターとも「お湯に混ぜて浸けおき」では黄ばみを落とせませんでした。
水に薄めてしまうと効果はほとんどなくなってしまうようです。
今回はワイドハイターEXパワーで黄ばみを落とすことはできませんでしたが、もしかしたらハイターと同じようにお湯に薄めず、液体タイプを直に黄ばみにつけ置きしたら落ちていた可能性があります。
持っている方はぜひやってみてください。