つい先日、2021年7月1日の京都のニュースです。生活保護受給者が不正受給で逮捕されました。
生活保護費を不正受給疑い、63歳の女逮捕 清掃作業の収入申告せず、349万円詐取
通常、収入申告漏れの場合は発覚した時点で翌月返済などの対応になるのですが、今回は金額が大きく期間が長かったために逮捕となったのかもしれません。意図的だったというのも大きいかも。
いずれにせよ「収入申告漏れで逮捕者を出した」という大きな実績を残してしまいましたね。
今後、収入申告漏れをしてしまったら逮捕されるかもしれないという大きな不安要素を全国の受給者に与えることとなってしまいました。迷惑極まりないことです。
この件から分かることがいくつかあります。まず、「収入申告漏れは1年以上前のことでもバレる」ということ。今回の容疑は2018年1月から20年6月の間の収入申告漏れです。それが21年7月の逮捕につながっているわけです。
「今バレてないから大丈夫」
は通用しないということなんですね。ちゃんと報告しないといけません。
次に金額です。2年半で349万円の不正受給。単純計算で割ると、月々349÷30=約11万円となります。私とほぼ同じですね。
63歳の京都住み女性と、30代の関東住み男性とでは、貰える受給費に差はないようです。年齢性別地域問わず「人間が最低限度の生活をおくるために必要なお金」が受給費となっているようです。
この11万円に毎月のパート給料が2〜16万円あったそうなので、下手したら毎月20万以上の収入となっていた可能性もありますね。うらやますぃ。いやいかん。
最近はポイントや電子マネー、仮想通貨等、収入報告すべきかどうか分かりづらいケースが増えています。分からなかったり不安になったらすぐケースワーカーさんへ相談しましょう。
間違っても逮捕されることのないように。間違っても故意に悪事を働かないように。全国受給者の立場を危ぶめるようなことをしないように。
私も少し気が引き締まるようなニュースでした。