埼玉県川越市を観光してまいりました。実際に行って、食べて感じた個人的おすすめスポットやおすすめグルメなどを紹介します。
写真の一部はインスタグラムにもあげています。いつもたくさんいいねしてくださってありがとうございます。よければそちらも見てみてください。
人の少ないレトロ川越を歩きまわる
川越といえば「小江戸」と言われるくらいレトロで和風な町として有名な観光地ですね。蔵造りの情緒あふれる町並みが今なお広がっていて心地よい景色を楽しめます。
が、人気の観光地なだけあって人が多すぎるのが難点です。観光地の宿命でしょうか…。特にゴールデンウィークなどの祝日連休時に行くと人でぎゅうぎゅう詰めの歩道を流されるように歩くはめになります。
そんな川越へ。
まだまだコロナが流行り続けるこのご時世、少々不謹慎かとは思いましたが観光しに行ってまいりました。
ちょうど緊急事態宣言も発令されていないタイミングでしたし、ゴールデンウィークなどの祝日連休からも外れた「普通の平日」です。
「人混みは少ないに違いない。川越、行くなら今しかない」
そう思い立ったわけです。
いざ、精神回復へ。心の栄養補給へ。
駅からしてすでに和。「川越駅」
こちらは東武東上線の川越駅です。すでに和の雰囲気に溢れていますね。
となりのJR駅も含め平日なら人は少なめです。祝日や連休の際は人で溢れてしまうのでなかなか新鮮な光景でした。
ちなみに有名な観光地である一般的な「川越」は、こちらの川越駅よりも少し先にある本川越駅からの方が近いです。まぁ歩いて5分程度の距離なので観光を楽しむなら川越駅からでも大丈夫でしょう。
賑やかすぎる通り「クレアモール」
川越駅の東口から目当ての中央通り一番街を目指すにあたり、たくさんの人が通るであろう道路がクレアモールです。とても長い商店街ですね。
川越駅から一番街まで結構長いんですが、閉店したお店やシャッターが降りているお店が全くありません。活気にあふれいつもたくさんの人が通っています。
新しめのチェーン店から和風な古店まで種類もたくさん。ここを散歩するだけでも楽しめます。
石畳とこいのぼりが映える「大正浪漫夢通り」
クレアモールの先には綺麗な石畳でできた通り、「大正浪漫夢通り」があります。
ここから一気に情緒あふれる川越感が出てきますね。この通りにはお店が少ないのですが、食べログなどでも有名なお店が集まっていたりします。川越に行く前にぜひぜひチェックしておきましょう。
こいのぼりの季節になると、たくさんのこいのぼりがところ狭しと飾られ泳ぐ景色が楽しめます。圧巻の景色なのでこの時期に一度は来たいですね。
レトロな町並み…「中央通り一番街 蔵造りの町並み」
川越といえば、を表す代表的な通りですね。和風、蔵造りの町並みが広がりレトロチックな雰囲気が素晴らしい通りです。
そんなわけでここが一番観光客で賑わいます。
私は以前も川越を訪れたことがあるんですが、その時はゴールデンウィークでした。
密集し行列となり、隙間もないほどに人で埋め尽くされた歩道を流されるように進み、ろくに観光もできぬまま帰ってきたのを覚えています。無念。
今回はコロナの影響と普通の平日だったこともあり、圧倒的に人が少なかったです。
ゆっくり、ゆ~っくり、散歩するように観光できました。
堪能。
本当にひとつひとつの店を覗いた気がします。美味しいものいっぱい、素敵な小物いっぱい。店のおばあさん達との他愛ない世間話もいっぱい。
最高に幸せな時間をすごせました。
皆さん、川越に行くなら平日がマジでおすすめですよ!ホントに!
懐かしいお菓子だらけ「菓子屋横丁」
一番街通りを進むと菓子屋横丁に入ります。クレアモールや一番街ほど広くないので、ここまでの道のりで多少歩き疲れていても大丈夫です。
菓子屋横丁ではその名の通り「お菓子」がたくさん販売されています。
ただしお菓子といっても駄菓子です。昔懐かしい、昭和の駄菓子がたくさん見つかるので大人の方は子供の頃を思い出してノスタルジーに浸ったり楽しめますし、お子さんも純粋なお菓子の量や数々のおもちゃにテンションが上がること間違いなしです。
心洗われる縁結びの神社「氷川神社」
駄菓子横丁から5~10分ほど、少し歩いた先に氷川神社があります。
恋愛成就や縁結びで有名で、こちらも川越に来たら絶対行っておくべき観光地としてあげられています。
なのでもちろん、こちらも祝日連休などは人混みに溢れます。
が、上の画像の通り。コロナの影響と、平日に行ったこともありほとんど人はいませんでした。
とても静か。
厳かで神秘的な素の神社の雰囲気を楽しむことができました。
ついでにおみくじもひいてみました。生活保護受給者の私、今年はどんな1年になるのでしょう…。
見事!大吉でした!
生活保護からの脱却とか施設からの脱出とか仕事探しとかパソコン購入とか料理作りとか本当いろいろやらなくちゃいけないこと、やりたいことがたくさんあります。
うつ病で生活保護になった1年、されどそこから人生をリセットし復活した1年として、最終的には良い1年だったと笑えればいいですねぇ。
風に揺れる木々の音、流れる水の音、神秘的な社の景色、心が洗われるような時間を過ごせました。氷川神社、とてもおすすめです。
また、氷川神社は夏の間だけ「縁結び風鈴」という行事が開催されます。
およそ2000個以上の風鈴が掛けられ、目にも耳にも優しい幻想的な空間を生み出します。夜間ライトアップもあるので機会があればぜひ行ってみましょう。
豪遊。川越の和を食べまくる。
ここからは食べに食べた「和」の紹介です。川越には美味しいお店がたくさんあります。その中から私がおすすめするものをいくつかピックアップします。
※洋食もたくさんあるんですがせっかくの川越なので和食を紹介します
鳴門鯛焼本舗さんの「たい焼き」
和といえばあんこ。あんこといえばまぁ色々(笑)
クレアモール通りにて目についた鳴門鯛焼本舗さんでたい焼きを買ってみました。1つ220円です。安い。
あんこだけじゃなくカスタードなどもあって、もちろんすべて出来立て焼きたてのアッツアツです。
こちらのたい焼きは薄皮パリパリ、中のあんこはふわふわホクホクのタイプです。とっても美味しい。
最近はもちもち厚皮タイプのたい焼きさんが増えている印象なので、薄皮タイプは少し新鮮に感じました。ぜひ食べてみてください。
甘味茶房かすがさんの「おだんご」
続いて和といえば、おだんご。焼き団子、みたらし団子、あん団子、あんみつなどなど川越にはおだんごのお店もたくさん並んでいます。
その中からおすすめするのはこちらの甘味茶房かすがさん。
こちらは中央通りの中頃にあるおだんご屋さんです。店頭でおだんごを販売していますが、店内に入ってゆっくりとお茶やあんみつなどを召し上がることもできます。いい雰囲気の和風なお店です。
今回は歩き食べによい焼きだんごと磯辺焼き団子を購入しました。一本150円とお手頃な値段です。
一口食べたらわかります。
「めっちゃ柔らかい」
そう、とてつもなく柔らかいのです。そこらのスーパーで売っているような団子とは別格。まるでつきたてのお餅のような柔らかさ。醤油の風味も効いていてとても美味しいおだんごでした。ぜひぜひ食べてみてください。
菓匠右門さんの「川越わらび餅」
続いては個人的和菓子の王様わらび餅!!
やっぱり和のグルメ・スイーツを食べるならわらび餅は外せないと思うのです(あとあんみつも…)。
で、川越にて紹介するのはこちら。菓匠右門さんの川越わらび餅です。菓子屋横丁にあるお店です。
歩き食べを想定した小さな容器で提供してくれます。もちろん持ち帰り用にしっかりラッピングしたものも購入OKです。
こんなに入ってたったの200円。安すぎる。そして美味しすぎる。
お餅はとっても柔らかく、きな粉の風味も完璧、これぞわらび餅!って感じの旨さでした。これを片手に菓子屋横丁のお菓子をめぐるのも良いでしょうが、これはゆっくりしっかり味わってほしい!最高の美味しさです。※てゆうか歩いて食べたらきな粉が風で飛ぶ…もったいない…
小江戸川越銘菓「いも恋饅頭」
川越は江戸時代からイモの栽培が積極的に行われていて、いたるところでおイモを使ったグルメが提供されています。
有名ところでは芋けんぴや干し芋、イモを使ったアイスクリームなどがあります。どれも絶品。
そんな絶品イモグルメの中からおすすめするのは「いも恋饅頭」です。
あんことお芋が層になっており、バランスがよくとても美味しいです。
こちら小江戸川越銘菓として扱われており、川越のいろんなところで販売されています。
特に歩き食べするために「店頭の蒸し器で温められたいも恋饅頭」が最高に美味しい!
こちら、上で紹介したわらび餅のお店、菓匠右門さんのとなりのお店です。わらび餅と食べ比べるように、ぜひ召し上がってみてください。180円と安価です。
菓子屋横丁の「こんにゃく煮」
たくさんの駄菓子が並ぶ菓子屋横丁にて、おすすめするのはこちら「玉こんにゃくの煮物」です。
お菓子じゃないんかい!
って思うかもしれませんが、これがすごく美味しいのです。駄菓子屋のおばあちゃんがよそってくれる煮物。味があるというか風情があるというか、どこか昔を思い出すようなレトロでノスタルジーな感覚をいだきます。
いかだしの効いたシンプルな味付け。飾らない美味しさ。七味唐辛子なんかつけちゃうとこれまた美味しいのです。
店内の壁際にある木製ベンチ(これまた風情がある)に座って食べられます。小連れの観光客の方々もいてみんなで楽しく食べていました。玉こんにゃくの煮物、菓子屋横丁に行ったらぜひぜひ食べてみてください。
福々スタンドさんの「おかかおにぎり」
続いてはシンプルにおにぎりです。和食の多い川越では以外と少ないおにぎり屋さん。
今回紹介するのは福々スタンドさん。中央通り一番街の入り口側にあります。
ちょっと洋風でおしゃれな装いです。米粉で作ったワッフルなども販売している和洋折衷なお店なのです。木漏れ日がいい感じに差し込んでいていい雰囲気ですね。
ここでは色んなおにぎりを100円から食べられます。安すぎる!毎日ランダムにおにぎりのセールが行われていて、普段は120円のおにぎりが100円で売られていることも。
神社の占いのような感覚で、その日食べたいおにぎりを選んでみるといいかもしれませんね。
という訳で私が買ったのはおかか。100円。
鰹節としょうゆが効いた絶妙でシンプルな味わいでした。おだんごなど和菓子と合わせ小腹を満たすにはちょうどいい量なのです。ぜひぜひ食べてみてください。
そば処 冨久屋さんの「ざるそば」
最後はランチ!!数ある和風な御食事処の中からおすすめするのはこちら、そば処 冨久屋さんです。
中央通り一番街の入り口側、福々スタンドさんの近くの道を入ったところにあります。
掛け蕎麦、盛り蕎麦、ざるそば、たくさんのおそばメニューがあります。
おすすめは「野菜天ざるそば」!!
その日とれた新鮮な野菜から4種類の天ぷらが出てきます。どれもこれもサクサクでとっても美味しい!!天つゆにつけてもつけなくても美味しいのです。最高です。
おそばもツルツルシコシコタイプの麺で食が進みます。風味以上に舌触りを楽しむことが出来るかも。見た目以上に量が多いので注意しましょう(笑)
また、しばらくすると店員さんから健康にもよい「蕎麦湯」が提供されます。
これまた香りも味わいもいいのです。が、最初からは出てこないので、蕎麦つゆに入れて飲む派の方は薬味を入れすぎないように注意しましょう。
てっきり蕎麦湯はないのかと思ってワサビを入れすぎてしまった私は少し残念な思いをしました(笑)
美味しくてあっさり完食。
冨久屋さん、店員さんも優しく店内は静か。ランチにはおすすめです。ぜひぜひ行って食べてみてください。
総額…2,170円
豪遊。
でも普通に安いよね。これだけ食べてこの値段。生活保護受給者的には高いけど、一般的には非常に安価です。
お店が多く、そして何より蔵造りの街並みを楽しむため、歩き食べ用のグルメやスイーツが多い川越。手軽に持てて食べられる安価で少量の食べ物が多いんですね。
いろいろ買ってもそこまでの出費にはならないのでせっかくの機会ですしぜひぜひたくさんの和を楽しみましょう。
ちなみに余談ですが、有名なコーヒーショップ「スターバックス」さんも川越支店では和の雰囲気に溢れています。
郵便局など他のお店もここでは和風な装いになっていますので、そういった違いも1つの楽しみかたとして川越を満喫してみてはいかがでしょうか。