アマゾン倉庫で働いてみた感想【アルバイト、軽作業】

ためになる話

どーも元施設暮らしの生活保護受給者です。Amazon(アマゾン)倉庫で軽作業アルバイトを始めて3ヶ月が経ちました。今回はその感想をまとめてみます。

軽作業や倉庫業アルバイトを考えている方の参考になればと思います。

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給料の話。軽作業、倉庫業全体で見ても待遇は良い。

給料が高い。

これは間違いないですね。実際に他の軽作業や倉庫業をやったことがあるアルバイトの方々にも聞いてみましたが、別の倉庫より給料は高いし軽作業系ではかなり高待遇だそうです。

ただし、その分キツイのもたしかです。社員からは注意深く作業光景を見られていますし、あまりにも態度や生産性が悪いと注意もされます。

負担の大きさで選ぶか、給料などの待遇で選ぶか。このあたりは人それぞれでしょうね。軽作業を考えている方はよく考えて選択しましょう。

作業と人の話。男女半々。年齢層も広い。

倉庫には老若男女、様々な人達がいます。

男女の比率もちょうど半々くらいかな。女性の方もめちゃくちゃいます。

倉庫では様々な作業がありピッキングだけではありません。入荷から出荷まで様々です。

ひたすら動きまわってダンボールを運んだりする作業もあれば、ダンボールに箱詰め(梱包)したり商品を移動するだけのような肉体的には比較的ラクな作業もあります。適材適所、色んな人を各種作業に当てはめられるのです。

知らない作業があるだけで、できない作業はありません。教えられれば誰でもできる、それが軽作業です。

ハードな肉体派だけが集まる仕事というわけではないのです。性別年齢関係なく、大人しそうな小柄な女性も、細身で恐らく50代以上であろう年配の方も、色んな方がいます。中には私のようにうつ病受給者だっているかもしれませんね。

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見た目の話。私服OK。奇抜な格好の人も多い。

作業着なんてなかった。

まぁ着てる人もいるんですが、9割は私服です。しかもそのうち半分以上は運動着ですらありません。普通に「これから渋谷で遊んできま〜す」みたいなノリノリの服装の人もたくさんいます。特に若い人に多いかな。すげぇや。

私は汗臭くなりたくないのでワークマンで買ったポロシャツを着ることがほとんどですが、普通に綿のTシャツとか着て汗でびしょ濡れになっている人もいます。

まぁ私服オッケーなら実際何でもいいのです。自分の好みで、やりやすい服装で、働けばよいのです。正社員でもなく、いつ辞めるかもわからないアルバイトです。他人なんて気にしない気にしない。

感情の話。愚痴と舌打ち。ストレスをためている人が多い。

軽作業とはいっても、キツくて厳しい現場です。疲労などのストレスでイライラしている人も多いです。

それに恐らくですが、結局のところ私も含めまともに仕事をして働けなかった人達、悪く言えば底辺の人達が集まっているわけで、まっとうに生きている人のほうが少ないのです。

私生活で悩んでいる人、普段からストレスを抱えている人が多いのか、ポジティブな話はあまり聞こえてきませんね。まぁこれが現実でしょう。

見えていないところでダラダラしている人も多いですし、愚痴や陰口、舌打ちなどはたくさん聞こえてきます。

マウントを取る気はありませんが、私はうつ病自殺未遂から復活した者です。生活保護以前と比べ今はすごく幸せです。

アウトプット大全という本によると、「ネガティブ発言はストレス発散にはならず、逆にストレスを増やすことが科学的に証明されている。認知症になる危険性が3倍も高くなる」とのことです。人間関係も悪化しますし、他人の悪いところばかり探すような人間になってしまいます。

なるべく、愚痴や文句、ネガティブ発言はしないように、そもそも考えないようにしています。他人からそういう話をされても笑って流すだけで自分から発言しないようにしています。

イライラしたときはどうしてもネガティブな思いが出てきてしまいますが、そのたびに「今日は帰ったら何をしよう?何を作って食べよう?次の休みには何をしよう?」などポジティブなことを考えることにシフトしています。

この考え方、ホントに一瞬でネガティブ精神をかき消せるというか、忘れられるのでオススメですよ。何かにストレスを抱えている方はぜひぜひやってみてください。アウトプット大全も面白くてオススメです。

疲労と苦痛の話。軽作業でも元デスクワーカーの体には堪える。

これはぜひ皆さんに知ってほしい現実です。

私は約10年、デスクワークに励んできました。その間、運動なんてほとんどしてきませんでした。そんな私には、軽作業・倉庫業は体に堪えまくりです。

軽作業って、キツイんです。

アルバイトを始めてもう3ヶ月が経ちますが、いまだに毎日体が痛いです(笑)慣れたら大丈夫とかそういうのはないのです。

私の体の状態を書いてみます。

  • 手の指が筋肉痛や関節痛になる。朝起きるとバネ指のような症状も出る。
  • 腕には特に筋肉痛などはないが、大量のダンボールを運んでいるうちにいつの間にか小さな傷がたくさんできている
  • 作業中、たまに腰痛が来る。普段はないのでまだ安心。腰痛で辞める人もいるのでストレッチは必須。
  • 太もも裏の筋肉痛が数日おきにある。
  • ふくらはぎの筋肉痛がほぼ毎日ある。休みの日を挟んでも残るのでこれが常の状態になっている。
  • 足の裏の痛みがほぼ毎日ある。これも常の状態。
  • 足の指、特に左足の親指の皮が固くなってきた。

こんなところですね。上半身の痛みはほとんどないのですが、下半身の痛みがほぼ毎日続いています。

他のバイトの方にも聞いてみましたが、皆さん同じように体を痛めているとのことでした。

ただ、少なくとも私の場合、ネガティブな感情は一切ないんですよね。これは自分でも不思議なところです。自分で思う以上に「体を動かしたい」とか「働きたい」と思っていたのかもしれません。適度に汗もかけて気持ちいいくらいですし、充実感を感じることもあります。うつ病だった頃の反動かもしれませんね。

客観的な話に戻しましょう。 

もう長いこと運動していない人が、いきなり力仕事に入ると相当体にきます。3ヶ月経っても慣れません。いま軽作業を検討している方は本当に注意してください。

「軽作業だし楽だろう」と甘い考えは持たないように。ぎっくり腰なんて発症した暁にはもう肉体労働なんて二度とできなくなるかもしれません。

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メリットの話。筋肉がつく?ダイエットになる?スキルは身につく?

週5日、軽作業とはいえ大量のダンボールを運び、倉庫内を歩き回り、汗をかきながら肉体労働に励んでいます。

そんな私はいまだにヒョロヒョロで、ぽっこりお腹だってあります(笑)

さすがにバイト前よりは筋肉がついたかもしれません。が、ムキムキなんてことはなく、力を入れたって腕にも腹にも筋肉の姿は見えません。

軽作業じゃ最低限の筋肉しかつかないのです。たくさん働いてもムキムキマッスルにはなれません。

そしてダイエット効果も全くなしです。というか倉庫内にはふくよかでぽっちゃりでデブな男女もたくさんいます。

底辺って、そうそう簡単には痩せないんです。食生活なり私生活の方に問題があるのでしょう。

「貧乏人はバランスのよい食生活ができず、炭水化物の多い食事で簡単にすませがち。だから太るデブは金持ちよりも貧乏人に多い。」

という話も聞いたことがあります。これは現実なのでしょうね。

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昼食のとき、パンやおにぎりなど炭水化物多めの食事を取っている方をよく見かけます。かく言う私もたまにパンだらけの日もあります。貧乏とデブには相関関係があるのでしょう。

軽作業で得られるメリットなんてありません。スキルも身につきませんし、前述の通り体を痛めるだけです。就活の時に軽作業をやってきたことでアピールできるものなんてないのです。

長期的に考えるのではなく、「今、直近必要なお金を稼ぐためにやっている」という心持ちが必要なのだと思います。

私ももう少し経ったら就活に戻るつもりで、ハロワの方とも相談しています。

1年以上無職の時間があり、また働いて生きていくことに慣れる時間が欲しいと思っていましたし、施設から脱出(引越)するためにまとまったお金が必要でした。それで就職よりもアルバイトを選択したのです。

どちらも達成しつつあるので就活に戻るのも時間の問題だと思っています。

が、焦る必要はありませんよね。人生は長いのです。「早く結果を出さなきゃ。早くお金を稼がなきゃ。」そうやってうつ病になり自殺未遂し生活保護に陥ったのが私です。

結果を急がず、ゆっくりと人生を満喫していこうと思っています。生活保護でも、アルバイトでも、収入は少なくとも「お金が足りない」と思うことはほとんどなくなりました。のんびり、今手にあるもので楽しむ方法を見つけていくのも面白いのです。

最後はちょっと話がそれてしまいましたがアマゾン倉庫で3ヶ月アルバイトした感想のお話でした。誰かの参考になれば幸いです。

また今後もブログはのんびり続けていきますのでよかったらのぞいていってください。ではまた。

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