ケースワーカーとの面談。収入報告や就活の話【生活保護】

どーもお疲れ様です。生活保護で施設暮らしの者です。生活保護になると１ヶ月に１回ケースワーカーさん(市役所担当者)との面談があります。今日はそのあたりの内容を少しお話します。

だいたいケースワーカーさんと話すのはこのあたりです。

近況報告。暮らしのことや体調など

「最近どうですか？」

みたいなニュアンスのやつです。他愛ない世間話とも言います。

ただ、私のように病気持ち（うつ病）の方や施設暮らしの方に対してはこのあたりの比重が大きいみたいですね。働けない人とは就活や収支の話なんて出来ないわけですし。

治療状況はどうですか？
働けそうですか？
施設暮らしは大丈夫ですか？
何か問題などはありましたか？

的なやり取りが私は多いです。こちらを気遣ってくれることが多くてありがたいですね。

しかしこの近況報告、他の方々（特に高齢者）にとっては完全に「愚痴」の機会となっているようですね(笑)。小言を言われることも多いとか。ケースワーカーさんも大変です。

これ大事なことですね。働ける年齢、体調にある受給者は就活を行い、自立を図ることが義務付けられています。市役所からはハローワークやパソナなど就労支援、職業訓練などの支援もあります。

今月はいつどこで仕事を探し、どこに応募して、結果はどうなったか、そういった活動記録を報告書にして提出することになります。後述しますが働けば受給費とは別にお金が貰える自立支援制度などもありますので積極的に就活したほうが良いのです。

…まぁ何もしなくても生活保護を打ち切られる訳ではありませんので、あくまで働ける人は働きましょうっていう推奨なんですけどね。

病気や障害などで働けない方は治療優先となりますし、高齢者の方はそもそも仕事が全く見つからないようです。

施設にはたくさんの高齢者がいますがその8割以上はわりと健康体です。しかし仕事がなく、応募してもほぼ落とされるため、もうほとんど就活はしていないそうです。

諦め。

恐らく死ぬまで施設暮らしでしょう。

こうならないように、頼れる家族や親族との関係を作ったり、何か1つでも生涯役に立つスキルや資格などがあると良いのでしょうね。時代や将来性を考えればパソコン触れると安心できるかもです。

私は一応プログラマの経歴や資格がありますが…。やりたくねぇなぁプログラマ。プログラマの求人に応募するのすごい躊躇ってます。事務とか簡単なパソコン仕事がしたい(笑)

仕事や資産運用などで収入があった場合、すべて報告しなくてはなりません。ここでの収入には借金や年金、ポイント、仮想通貨や電子マネー、家族からの仕送りなども入ります。※ポイントは通常購入などで加算されるものは対象外とのこと

どこからどこまで報告必須なのかはケースワーカーさんに相談しましょう。ネット社会が到来してるので複雑なことも多いです。※報告漏れがあった場合、額に応じてのちの受給費が削減されたり、最悪刑事告訴などの対象になるそうです。

収入に応じて、翌月の受給費が減額されます。

例えば毎月の受給費が10万円で、収入が8万円だった場合、翌月の受給費は2万円となります。収入が10万円を超えていた場合は翌月の受給費は0円となります。※就労収入の場合は別。後述します

収入が受給費（最低生活費）を超えたからといって即座に生活保護が終了するわけではありません。貯金額や仕事の状況にもよります。短期バイトによる収入だった場合翌月も稼げる保証がありませんからね。

なお、生活保護には「就労自立給付金」という制度があります。就労収入が受給費を超えた場合にお金が支給されるのです。働く意欲、自立を促す制度があるというわけですね。

その他にも就労収入関連では各種「控除制度」もあります。※基礎控除、経費など

たとえ受給費以上の収入を得られなくても、働けばある程度のお金が受給費とは別として手元に入るのです。

結果的に、少額でも働いて収入を得たほうが手元に残るお金は多くなるわけですね。生活保護の皆さん、ぜひとも働きましょう(笑)

あっ、ちなみに私はまだ無職です。ごめんなさい。

市役所からは受給費を将来的な自立のために貯金することがすすめられています。

一定の貯蓄・資産があり、就労状況もよくなった場合、生活保護の終了判断に繋がります。

私もなるべく節約して貯金するために家計簿アプリを使っています。一応受給費からでも毎月1万くらいは貯金出来るはず（今月はキツかったけど）。とりあえず直近の貯金目標は5万円です。施設から賃貸に引っ越したい。

施設の高齢者の方々は貯金してるんだろうか。みんな口を揃えて「貯金なんてあるわけねぇだろ受給費少ねえんだから。」って文句言ってるそうですが…。

あんまりお金使ってるとこ見たことないけどなぁ。外出してるようにも見えないし。でもタバコ吸ってたりスーパーやコンビニの弁当を食べてるところはよく見かけます。それかな。

ケースワーカーさんには色々と相談もできます（担当者の人柄によるかもだけど）。

やっぱりお金に関する相談が一番多いようですね。少ないっていう文句はともかく、臨時保護費などの相談などなど。

私の近辺では施設移動の相談も多いみたいです。別の施設に行きたいとか、逆に市役所側から別の施設に飛ばされたりとか。

まぁほとんどの場合、ちゃんと自立とか前向きに活動している人に対してはケースワーカーさんも協力的になると思います。それが仕事ですし、ケースワーカーさん的にはそれが自身の評価にも繋がるでしょうから。

市役所員やケースワーカーの問題がニュースに取り上げられることが多くなってきた昨今を考えると、私はとてもいいケースワーカーさんに出会えたんだなと実感します。早く保護を終わらせて楽にしてあげたいものです。