点鼻薬に関する使い方・使い時と、使用するうえで注意すべきこと。今回は元アレルギー性鼻炎持ちだった私がこれら点鼻薬の使用に関する情報についてまとめます。
鼻詰まりの直し方、対策
点鼻薬を使う上で最も気を付けなくてはならないこと。
それは使う回数、頻度を増やさないことです。
すべての点鼻薬には使用してもいい期間(2か月等)が設けられており、それ以上続けて使うと薬剤性鼻炎などさらなる病気を患ってしまう場合があります。※期間については点鼻薬に同封された説明書などに記載されています。
点鼻薬は必ず常用しないように気を付けましょう。
点鼻薬はどんな時に使ったらいい?
点鼻薬の種類にもよりますが、「一時的に鼻詰まりをどうにかしたい」、そんなときに使うのが点鼻薬です。
例えば大事な会議、テストや試験、そういった集中しなくてはならない場面。
鼻詰まりで苦しい・うるさいといった状況を作らないようにするため、点鼻薬を使うわけです。なのでドーピングのような扱いなんですね。
普段使いすることを推奨されてはいないのです。
点鼻薬の種類
点鼻薬は大きく分けて以下3つに分類されます。それぞれの使いどころをしっかり見極めたうえで、常用しないように注意しましょう。
◆ 一般点鼻薬(抗ヒスタミン)
・効き目は十分
・即効性は薄い
・代表商品:サジテンALなど
◆ 血管収縮剤入り点鼻薬
・効き目が非常に強い
・即効性が非常に高い
・常用による悪影響が発生しやすい(後述)
・代表商品:パブロン点鼻、ナザールスプレーなど
◆ ステロイド点鼻薬
・効き目は薄い
・即効性は薄い
・花粉症、鼻炎症状が治まる場合がある
・副作用が発生する場合がある ※注意※
・代表商品:ナザールαAR、コンタック鼻炎スプレーなど
その鼻詰まり、点鼻薬のせいかも?
点鼻薬を使い続けると、「薬剤性鼻炎」という後天的な鼻炎を発症してしまう恐れがあります。
点鼻薬による薬品が常となり、それが抜けてしまうことによる鼻詰まりが起きる、そしてまた点鼻薬、というまるでたばこや麻薬のような悪循環です。
点鼻薬を使うことによるもっとも恐れるべきことがこの状態に陥ることなので、絶対に常用しないように注意してください。
仮に常用してしまった、現在しているという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
不安になったら病院へ
点鼻薬を使っていいのか判断しきれない、使い続けている現状をどうにかしたい、そういう方は耳鼻科、耳鼻咽喉科に行って診てもらいましょう。
病気に関する可能性があるのですから、自己判断を避けた方が賢明なのは確かです。
しっかりとした医師の方に診てもらって、必要に応じて治療を始めましょう