どうも元生活保護受給者のフリーターりぷれさんです。清掃業に転職して1年以上が経ちました。
今回はそんな清掃業のことをすこしお話します。
トイレ掃除、最初は抵抗あったが…
まぁ、うんこ掃除みたいなもんですからね。自宅のトイレならまだしも他人が使うトイレの掃除なんて学生時代以来ですよ。
トイレ内に漂う小便のアンモニア臭。便器にこびりついたうんこ。髪の毛だらけの洗面台。
まぁ、最初はやっぱり抵抗ありました。
でも最初だけでした。2日目どころか、1日目の2つ目の便器の時点でもう慣れてました。自分でもびっくりするくらい早い慣れでした。
汚いかどうかよりも「早くしないと間に合わないかも」っていう時間への焦りのほうが強くて、さっさと終わらせようという考えに至った感じでした。
やはり仕事となるとなんでも時間というか「早く終わらせて帰りたい欲」のほうが強いのかもしれません。
慣れてくると便器より洗面台のほうが嫌。
便器掃除ってそんなに難しくないんです。基本的にゴム手袋つけてタワシでゴシゴシするだけですし、毎日しっかり掃除してるのでカビが溜まったりすることもない。
大きな商業施設ともなると一日数回トイレ掃除が入ったりするので汚れがたまりすぎることは稀です。特に商業施設の場合平日はほとんど汚れず、客の多い休日や祝日に大変になるパターンが多いです。
どちらかというと便器より洗面台のほうが嫌になります。
排水口まで開けて掃除するんですが、だいたい髪の毛や食べかす、洗剤が白く固まったものなどが絡みついています。
一年間トイレ掃除に慣れてきた今でも、洗面台の掃除は気持ち悪くなる時があります。もう本当に見るのが億劫になります。
人それぞれ何を気持ち悪く思うかなんて変わるものだと思いますが、案外「便」よりも気持ち悪いものは多いと実感しますね。
男子トイレと女子トイレ。どちらがより汚いか。
まぁトイレなのでどちらも汚くなるのは当然なんですが、少なくとも私の働いている商業施設では「男子トイレのほうが汚い」です。
商業施設の多くは男性客よりも女性客のほうが多いのですが、それでも男子トイレのほうが汚い印象です。
トイレには便器、洗面台、床、鏡など清掃対象がいくつかあります。それぞれ男子トイレと女子トイレの汚さの違い、いくつかまとめてみます。
男子トイレはシンプルに汚い。肛門はショットガン。
男子トイレはすべてがシンプルに汚いです。
まず便器。男性は揚げ物やラーメンなど脂っこい食べ物を好むせいか、こびりついて固いうんこばかり。女子トイレのと比べてタワシでこすっても落ちづらいです。汚いし疲れます。
それと男性の肛門ってショットガンなのかな。めっちゃ広範囲に飛び散ってます。便器の奥の方まで、便座の裏まで。
そして小便器も相当汚いです。上から下まで汚い。はねて床に溜まったおしっこをみんな踏んでいくので汚い足跡も広がっていきます。水を流すための手をかざす場所にすら小便の跡がついていることがあるのは脅威です。
洗面台には食べかすや汚れた手を洗った際に飛び散った黒い水垢がよく見られます。
女子と違って髪の毛は少ないか?と思いきやめちゃくちゃ髪の毛も落ちてます。近くにQBHouse等の1000円カットなどがあると髪の毛まみれになっていたりします。
男性は手を洗ったあとハンカチなどで手を拭くことも少なく、手を振って水を飛ばす人多いですよね。なので洗面台から出入り口までの壁や鏡には小さな水垢がたくさん飛び散っています。それを拭くのもひと仕事です。
女子トイレは清潔がゆえの汚さがある。
女子トイレも当然汚いです。男子ほどの圧倒的な汚さはありませんがまぁトイレですからね。普通に汚いです。
しかし男子トイレのシンプルな汚さと比べて、女子トイレにはすこし特殊な汚さがあります。
例えば清潔がゆえの汚さ。
トイレの個室内には便座消毒液(便座クリーナー)があります。男子と比べて女子の使用頻度は高いようですね。そのため消毒液が床にこぼれ落ちて汚れになっていたり、単純に消毒液の交換頻度が高くて疲れることもあります。
また洗面台の水石鹸も同じです。女性のほうが男性よりも水石鹸を使う頻度が高いそうです。
水石鹸って使ったあとにしっかり水で流さないと、乾燥したとき白い石鹸垢が残るんですよね。この石鹸垢が女子トイレの洗面台には圧倒的に多いです。これは清潔がゆえの汚れなのでまぁ仕方ないんですけどね。
また女子トイレにはたまに「意地きたない汚さ」も見られます。
例えば、便器の後ろに空のペットボトルや空き缶が捨てられていたり、トイレットペーパーが床にまき散らされていたり、化粧台付近に紙くずやティッシュが捨てられていたり、トイレに飲み物や食べ物を流されて飛び散っていたり…。
過去一年間の経験上、男子トイレと比べて女子トイレのほうがずっとこういう汚さは多かったですね。これらは人それぞれというより性別による違いなのかなと感じました。
トイレ掃除が嫌なら面接の時に聞いておくとよい。

ここまでトイレ掃除の汚さについて色々書いてきましたが、なにも清掃業はトイレ掃除だけではありません。場所や施設によって清掃範囲は変わりますし、時間帯やシフトの違いによってどこを誰が掃除するかも変わります。
清掃業を考えている方は面接時にどこを清掃するのか作業内容を聞いておくとよいでしょう。
募集要項には色々と清掃範囲が書いてあるが実際はトイレ掃除が八割、とかもあるかもしれません。私の働いている商業施設はかなり広いのでトイレ掃除以外にもたくさんあってシフトで都度交代しています。
どうしてもトイレ掃除の汚さに耐えられそうにない方はトイレ掃除のない清掃業を探してみると良いかもしれません。ただ、この投稿の最初に書いた通り「トイレ掃除の汚さ」はすぐ慣れます。
不安に思っているフリーターやニートの方、参考までにどうぞ。