七夕、夏、そうめん。7月7日、涼しい1日。

人生の話

7月7日。七夕である。

どーも元施設暮らしの生活保護受給者です。今年から、様々な国民的イベントへ積極的に参加しようと思っています。

季節を感じながら1年を過ごすという当たり前を、ずいぶん長い間おろそかにしていました。

「心を豊かに。」

この人生目標を達成するにあたり、何事も遅すぎることなんてないと思うのです。やりたいこと全部できなくても来年やればいいのですから、ずいぶん簡単な目標です。

ついては、七夕(たなばた)です。

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「七夕って何するの?」

そんな世間知らずの私です。でも、それを調べる時間もまた楽しい。

気になるキーワードはこちらの3つ。

「短冊・天の川・そうめん」

あぁ、短冊とか幼稚園の頃あたりに書いたよなぁ、何書いたんだっけ?とか思い出しつつも、最後にやった思い出が幼稚園だなんてなんともまぁ枯れた人生です(笑)これから豊かにしていこう。

天の川はさすがに知っています。天体観測は子供の頃から好きでしたし、田舎に住んでいた頃は、一年通して夜空を見上げていたものです。天の川も見たことがあります。綺麗な星空の中でも特に綺麗な一帯がある、子供ながらにそれには気付けました。

そうめんって何だ?

いや、そうめん自体は分かるけども、七夕と関係あるの?って純粋な疑問でした。どうやら「七夕といえばそうめん」というのは世間一般的なものみたいですね。また一つ常識を知りました。

ということで、七夕の晩御飯はそうめんを作りました。

ざっくりレシピ。

▲材料

  • そうめん
  • オクラ
  • キュウリ
  • ツナ
  • 麺つゆ

▲手順

  • オクラは塩で板づりし、水洗いする
  • そうめんを時間通りに茹でる(2分)
  • 一緒にオクラも茹でちゃう(2分)
  • キュウリは千切りにして好きなだけ使う
  • それぞれお皿に盛り付けて完成

オクラは天然の星型食材。七夕じゃん。存在がもう七夕じゃん。当然切って盛り付けるよね。でも切ると箸で掴みづらいしそうめんとも混ざらないから他はまるごと一本松になっちゃうよね。仕方ないね。

ちなみに「オクラの板づり」なんてのも人生初めてやりました。塩をかけて、まな板の上で押し転がす。うぶ毛が取れて口当たりが良くなるそうです。すごいや。

その後オクラを水洗いして茹で、ツナと千切りキュウリと合わせてそうめんに盛り付ければ完成です。

夏。七夕。そうめん。

最高です。

ツルツルのそうめんはただただ美味い。つゆに浸けただけなのになぜこうも美味しいのだろう。ツナを食べると、お肉と油で一気に重厚感が増します。

千切りキュウリは偉大。そうめんのツルツル食感からザクザク食感に変わったときに「うまっ」感が凄い来ます。

オクラは好物の一つ。ネバネバ食材はなぜこうも美味しいのか。星型の見た目が七夕感(?)を出し、まるごとオクラがただただ美味い。

あっ、ちなみにつゆを入れる器がないのでつゆはぶっかけです。仕方ないね(笑)まぁ口に入りゃ何でも同じさ。気にしない気にしない。

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「そうめんってお腹膨れないよね。」

そんな考えがどこかにありました。なので二人分、400gも作ったのですが、余裕でお腹いっぱいになりました(笑)具が多かったのも影響したかな。

食材はまだ残っています。施設を出て以降、冷蔵庫がある幸せをめちゃくちゃに感じますね。保存できるってなんて素晴らしいのだろう。

業務スーパーでそうめんを買って、スーパーで安い野菜を買って。全部で300円くらい?これであと3日4日は食べられるんだからすごいよなぁ。自炊できる素晴らしさよ。

久しぶりのそうめんは、余裕の完食でした。お腹いっぱいです。

ただのそうめんなのに、ただの男飯かつ貧乏メシなのに、「七夕にそうめんを作って食べた」というだけでなぜこうも幸せなのだろう。

短冊は、かける笹もなかったので短冊メーカーでツイートしました。
天の川は、生憎の曇り空で見えなかったためバンプのプラネタリウムを聴いてカバーしました。

まぁ、いいんです(笑)

気付いて、なにか一つ行動しただけでも、違うのです。今までの私とは。

そうめんの出来に圧倒的な色不足感を感じつつ、来年はトマトやりんごあたりを入れてみようかと考えながら、充実した七夕の夜を過ごした受給者でした。

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