Amazon倉庫より食品系倉庫の方がはるかにキツかった件。【物流・倉庫業】

ためになる話

どーも元生活保護受給者の者です。絶賛アルバイト中です。・・・いや、アルバイト中でした。

先日、長らく働いていたアマゾン倉庫を辞めました。で、新たに食品系倉庫でアルバイトを始めてみました。

空気の入れ替えと言うか、環境を変えてみたというか。そんなノリです。

今回はそんな話。

食品系倉庫を、たった2週間で辞めた者の話。

スポンサーリンク

Amazon倉庫はキツいってよく聞くよね。食品系倉庫はその比じゃないから。

よく、

アマゾン倉庫はキツい。」

って聞くじゃないですか。

ノルマが高くて、時間がシビアで、監視が強くて。

そんなキツいアルバイトを1年以上やった私的には、「今以上にキツい倉庫はない。ちょっと楽したいから別の倉庫に行ってみようかな。」と思って別の倉庫にバイト先を変えてみたわけなんですよ。

それが食品系倉庫だったわけです。一般的な、食品系を取り扱う倉庫。

アマゾンでやれたんだから他のとこなんて余裕でしょ。」

そう思ってました。

やられました。

食品系倉庫のほうがずっとキツいやないかい。

正直次元が違います。めっちゃキツいです。

そのあたり、作業内容などの比較も交えてお話してみます。

スポンサーリンク

Amazon倉庫と、一般的な倉庫の単純比較

アマゾン倉庫経験者が語る、一般的な倉庫との単純比較。

おおざっぱに以下のような違いがあります。

アマゾン倉庫の特徴

  • 人が多い
  • 人の入れ替わりが多い
  • 作業の種類が多い
  • マニュアルがあり、説明や指導がある

ルールがキッチリしているアマゾンと比較した、一般的な倉庫の特徴。基本的にはアマゾンの逆です。

  • 人がそんなに多くない
  • 人の入れ替わりが少なく、だいたい同じ人
  • 作業の種類が少なくだいたい同じ仕事
  • マニュアルがなく、説明や指導が少ない
  • ルールが大雑把

これは、アマゾンと比べて一般的な倉庫がダメというわけではありません

あくまでも特徴であり、優劣の話ではないということに注意してください。

おそらく人によって好みが変わるはずです。いつも同じ人とお仕事できる方がいいという人もいるでしょうし、ルールが適当な方がやりやすいという方もいるはず。

かるく説明していきます。

スポンサーリンク

アマゾンは人が多く入れ替わりも多いです。なので毎日別の人と作業することも多く、週単位、月単位で新しい人がたくさん入ってきては、いつの間にか人がいなくなっています。人付き合いの苦手な人にとってはやりやすい環境かもしれません。

またアマゾンでは大体の作業にマニュアルがあり、リーダーによる説明や指導がしっかりしています。なので「なにをやったらいいのかわからない」ということにはまずなりません。この点、一般的な倉庫はかなり適当で、「あのあたりに行ってこんな作業しといて。」って感じで適当に指示されたりします。先輩方に任されて「この人と一緒に作業して。」と言われたりすることも多いです。まぁ、楽といえば楽ですが、指示待ちにならざるをえない状況になりやすい印象です。

ほかにも、ルールの違いがあります。アマゾンはルールが厳密です。商品や物の配置、作業員の通り道、フォークリフトの通り道などなど環境面が整備されていて、ルール通りに動かないと指摘や注意が入ります。このロールボックスはこの線の中に置いて、みたいな。物を蹴ったりすると当然注意されます。面倒ではありますが、逆に何をどうすべきか、どこを移動すべきか、どこに何があるか等が初心者でも分かりやすいというメリットがあります。危険も少ないですね。

が、一般的な倉庫は本当にこのあたりが適当で曖昧、基本的には先人の知恵というかノウハウというか、経験者のやりかたに合わせる感じがあります。なので「人に聞かないとわからない」ことばかりです。いちいちこれは何ですか、どうしたらいいですか?的なことを聞いていく必要があります。が、みんな雑なので多少のことでは注意されることもありません。作業員のすぐそばをフォークリフトが通っていきますし、ロールボックスやコンテナ、ドーラーなどを蹴って移動させたり、仕分け前・検品前の荷物が大雑把に置かれていたりして、慣れていないと最初はよくわからないことばかりです。

でも、それを楽と感じる人もいると思います。すこし、ガラの悪い感じの人が多かった印象がありますね。話すと面白くて良い人たちばっかりでしたが(笑)質問したら優しく教えてくれる人ばかりでした。

仕分けは必ずしも「軽作業」ではない

さて、ここからが大事なところです。

倉庫で軽作業アルバイト(派遣・契約社員含む)を考えている、という方に一番伝えておきたいことです。

「軽作業」といえばピッキングや梱包、シール貼り、仕分け等が当てはまりますね。求人サイトでも検索するとこのあたりのお仕事が見つかるはずです。

このうちの「仕分け」について。

仕分けとは出荷する商品を出荷先毎に分けることを言います。この商品は○○地域向け、この商品は△△地域向け、といった具合です。

レーンで流れてくる段ボールをロールボックスに積み替えたり、パレットや折り畳みコンテナに乗っている商品群を積み替えたり、といった感じで作業します。

この作業、「仕分ける商品の重量」でキツさが変わります

仕分ける商品が重かったら、めっちゃキツいのです。これ、本当に注意です。軽作業といっておきながら、重たい荷物ばかりを一日中、ひたすら運び続けることになったりします。

私が食品系倉庫を2週間で辞めた理由はここにあります。

スポンサーリンク

食品系倉庫はひとつひとつの荷物が重たい

アマゾンってやっぱり日用品が多いんですよね。なので小物の段ボールを扱う比率のほうが圧倒的に多いんです。

電化製品セールのときや季節の変わり目だと空気清浄機などの大型で重たい商品もたくさん出荷されますが、まぁ基本的にはそんなに重たいものばかりじゃないのです。

一方、食品系倉庫。

重たい荷物ばっかりです。缶詰、瓶詰め、包装食品、冷凍食品、米、一斗缶…etc。

それらがたくさん詰まった段ボールやコンテナを仕分けます。基本的に数キロ~20キロ近いものがほとんど。

というか逆に軽いものがありません。特に冷凍食品。ひとつひとつが重く、しかも出荷する段ボールは大量です。小さな段ボール一つが数キロもあるなんて当たり前なのです。

「そのあたりのパレット仕分けといて。」

って言われて見てみたら、重たい段ボールや折りたたみコンテナばかりが山積みになったパレットを目にできます。腰が死に向かって全力疾走します。

もう本当に重たいものばかりです。普通に手で運ぶのも台車に乗せて移動するのも全部キツいです。アマゾンで働くよりずっとずっと足腰にきます。

私は1日目は問題なくいけましたが、2日目で大規模な腕の筋肉痛と腰痛が発生し、1週間足らずで体中が悲鳴を上げました。2週間近いところで腰痛が限界に達したので辞めました。体、壊したくないから仕方ないです。

スポンサーリンク

結論。倉庫によって異なるキツさ

キツさの違い。

倉庫によって、扱う商品によって、変わってくるわけです。

アマゾンのキツいは「ずっと動き続けなくちゃいけないマラソン的なキツさ」。結局のところ体中キツいんだけど、特に足や関節にくる。

食品系倉庫のキツいは「ひたすら重たい荷物を運び続けるハードトレーニング的なキツさ」。腰痛、筋肉痛が凄まじい。働いている人の多くが腰痛持ち。

こんな感じでキツさが違うのです。

倉庫で物流・軽作業を考えている方は、自分がどっちに向いているのか、どっちに耐性があるのかなどを考えて選ぶとよいと思います。フォークリフトの方でも荷物を手で運ぶことはあります。なのでこのあたりのことは考えておいたほうがよいでしょう。

10年デスクワーカーでも働けたアマゾン倉庫。そんな私でもろくに働けなかった食品系倉庫。色々あるわけですね。

以上、現在久しぶりに無職となった者の経験談でした。参考までにどうぞ~。

タイトルとURLをコピーしました