このたび、アレルギー性鼻炎により長年苦しんでいた鼻づまりが解消したので投稿します。
昔、鼻炎と診断されてから万年鼻づまりなんだろうと思っていましたが、だいぶ解消されたため実は鼻炎ではなかっんじゃないかと感じています。(鼻炎は治らないって聞きますので…)
解消までの流れ
解消までの流れは以下です。詳細は後述します。
- 点鼻薬を変更(血管収縮剤→ステロイド)
- 点鼻薬の使用頻度を1日1~2回に制限
- 4~5日目以降、点鼻薬がほぼ不要に
- 13日目以降、点鼻薬不要に。鼻づまり解消
- それから3か月後の現在、鼻づまりなし
ある程度鼻炎や点鼻薬について調べている方なら大体分かるかもしれません。
問題は「血管収縮剤入り点鼻薬」です。
そして解消につながったのは「ステロイド点鼻薬」と、点鼻薬を使う頻度を少なくしたことです。
では詳細を説明します。
私の鼻炎状態と、パブロン点鼻薬との出会い
万人同じように解消できるかは分かりませんので、一応私の鼻炎状態から説明しておきます。
- アレルギー性鼻炎
- 点鼻薬使用歴9年。毎日4~5回使用
アレルギー性の鼻炎を患っております。ほこりなどで鼻づまりしますが、花粉症ではないです。鼻水が出るタイプでもないですね。
ただひたすら鼻がつまる。鼻で呼吸ができないくらいに。
物心ついた時から鼻づまり気味で、子供のころ病院でアレルギー性鼻炎と診断されました。鼻炎の症状はひどいもので、年間通して常に鼻づまり状態でした。
「もし銀行強盗の現場にたまたま居合わせて、口をガムテープでふさがれたら呼吸困難で死ぬな…」
って妄想したことが多々あります。同じように鼻詰まりで悩む方は妄想したことあるのでは。
それから家族の勧めで点鼻薬を始め、かれこれ9年間、点鼻薬を使っていました。劇的に鼻詰まりが解消されるのでほぼ常備状態。
使っていたのは「パブロン点鼻薬」です。
とても有名な点鼻薬だと思います。仕事や外出用としてカバンに一つ、家用として一つと、常に二つ用意していました。
そしてこの点鼻薬こそが、私の鼻炎をさらに悪化させた大きなポイントでした。
パブロン点鼻薬の使用頻度と、血管収縮剤入り点鼻薬について
パブロン点鼻薬は数秒~数十秒で鼻詰まりが解消されます。もう本当に劇的ですよね。
これは、パブロン点鼻薬に含まれる「血管収縮剤」が大きく影響しているそうです。
アレルギーなどによって炎症し、腫れ上がった鼻の血管を無理やり収縮する。これで鼻づまりが解消されているとのこと。
鼻づまり解消は5時間前後保てます(個人差あり)。切れてくるとすぐに鼻づまりになるので即時再点鼻。
こんな感じで私は1日に4~5回使用していました。それを9年間毎日。
絶対ダメですよね(笑)
点鼻薬の説明書?には「1~2か月以上は続けて使わず、病院へ行ってください」と書かれていますが、こんな簡単に鼻づまりが解消できんだからいいじゃんって感じで無視してました。そもそも鼻炎自体、病院でも治しにくい病気ですし。
で、当然ながらこれが鼻炎を大きく悪化させる原因に。
「血管収縮剤」には落とし穴があり、使いすぎると平常時でも血管が膨らんだ状態(炎症状態)になってしまうそうです。しかも普通の鼻炎よりも鼻詰まりがきつい。
医学的には「薬剤性鼻炎」。
病院で診てもらったわけではないのではっきりとは分かりませんが、私はこの病気になっていた、もしくは近づいていたものと思われます。点鼻薬が切れるとすぐに鼻が詰まる状態でしたので。
これで何よりきっついのが、夜に100%起きることですね。寝る前に点鼻 → 5時間後に切れ鼻詰まりが苦しくて起きる → 点鼻して寝る、という生活が続いていました。
なお、
血管収縮剤入り点鼻薬による症状は、薬剤性鼻炎にさえなっていなければ「血管収縮剤入り点鼻薬を2週間程度やめる」だけですぐ治るそうです。
ですが「じゃあ使うのやめよう」ってならないのが鼻炎なんですよね。使わなくなったら鼻つまって苦しいんだよっていう。
そのため、最終的に私は「点鼻薬は続けるけど、血管収縮剤入りはやめよう」という選択に行きつきました。
点鼻薬変更と、ステロイド点鼻薬の選択
鼻炎や点鼻薬のことを調べているうちに、ステロイド点鼻薬へ辿り着きました。
点鼻薬は大きく分けて以下3つに分類されます。
一般点鼻薬(抗ヒスタミン)
・まぁまぁ効く
・即効性はない
・代表商品:ザジテンALなど
血管収縮剤入り点鼻薬
・かなり効く
・即効性が非常に高い
・長期使用で「薬剤性鼻炎」が発症する恐れ
・代表商品:パブロン点鼻、ナザールスプレーなど
ステロイド点鼻薬
・まぁまぁ効く
・即効性はない
・鼻炎症状が治まることがある
・副作用が発生することがある ※注意※
・代表商品:ナザールαAR、コンタック鼻炎スプレーなど
ナザールスプレーとナザールαARでは大きく異なるので注意です。
血管収縮剤入りを使い続けると鼻炎がもっと悪化してしまう、ステロイドなら鼻炎が治るかもしれないといった情報から、点鼻薬をステロイドへ変更しました。
ここでもなお病院に行く選択肢を頭に入れなかったのは自分でも不思議です。
私が購入したのは「ナザールαAR」です。
季節性アレルギー用とあるので、どちらかというと花粉症なんかに効くものですね。ネット上のレビューでは鼻炎が治まったり副作用がほとんどないということで有名だそうです。
で、点鼻薬を変更したわけですが、当然ながらすぐに何かが変わるわけではありませんでした。
ここからの数日間が大変。
点鼻薬変更・回数制限後の生活と鼻づまり解消まで~
即効性の高い血管収縮剤入り点鼻薬と比べ、明らかにステロイド点鼻薬は効きが遅く、効果も薄いです。
鼻がつまった後に点鼻しても全く意味がない。自然とパブロン点鼻薬に手が伸びます(笑)
ここで、点鼻する際に少し工夫しました。
点鼻薬は鼻内部に点鼻しなくては意味がありません。が、一度鼻が詰まってしまうと炎症で鼻内部がふさがり、入り口側(出口側?)にしか点鼻薬が届きません。
これでは、ステロイドに変えても効果が薄いということです(血管収縮剤入りの場合、即効性が高く入り口がすぐに収縮し内部にも点鼻がしやすいためあまり気にしない部分)。
そのため
「鼻が詰まっていないときに点鼻する」
必要があります。
普通、点鼻薬は鼻が詰まっているときに使うと思いますが、詰まっていないときに点鼻するんです。
私の場合、寝起きやたまたま鼻が詰まっていないときに点鼻しました。
1日に2~3回点鼻。
すると、点鼻薬が切れてきたら普通に鼻詰まりが来るんですが「少し鼻で呼吸できる程度の鼻詰まり」になってきます。この変化はすぐきます。私の場合2日目の夜にこうなりました。
このあたりの数日間が我慢の時期でした。血管収縮剤に慣れているとあまりにも鼻通りが良くなるため、ちょっとの鼻詰まりだけでも物足りなさを感じてしまいます。依存症ですね。
これを我慢。そしてその我慢の時期は非常に短かかったです。
ステロイド点鼻薬を鼻が詰まっていないときに1日2~3回点鼻する。
この生活を続けて4日後、ステロイド点鼻薬がほぼ不要になってました。
鼻づまりはするんですが全然鼻で呼吸できるレベル。それくらいに、鼻づまりが弱くなりました。
ここからは念のため2~3日に1回点鼻。その後、13~14日目あたりで完全解消。
点鼻を忘れるくらい鼻詰まりが気にならなくなりました。ちょうど血管収縮剤の症状もなくなる日数ですね。
それからは点鼻薬を一度も使用していません。
その後3か月たった今現在でも、鼻詰まりが気にならない状態です。ここまでくると、本当に鼻炎だったのか?ってなっちゃいますね。
もしかしたら、もともと鼻炎の症状は弱く血管収縮剤による鼻詰まりに悩まされていたのかも知れません。
2018/12/01 追記 その後1年以上立ちましたが、今でも鼻づまりなく、点鼻薬は不要のままです。めちゃくちゃ元気になりました。
まとめ
まとめます。
- ステロイド性の点鼻薬を使用
- 1日2~3回程度、鼻が詰まっていないときに点鼻
- 3~4日目あたりから、鼻が詰まっても鼻呼吸できるようになる
- 13日目あたりで鼻詰まり解消
ここまで長くなりましたが、以上になります。
私は上記方法をとって鼻炎もとい鼻づまりが完全解消しました。
子供のころから鼻づまりが当たり前だっただけに、改善したことにびっくりしました。それも9年間も毎日、血管収縮剤入り点鼻薬を使い続けた中毒者が。
鼻炎で悩んでいる方、血管収縮剤から離れたい方など、ぜひ参考にしてみて下さい。
※なお、普通は病院で診てもらうのが当たり前です。
上記を試してみる前に、または試してもどうにもならなかった場合は、耳鼻科などの病院でしっかり診てもらいましょう。