この間ニュースで話題になった件です。自殺願望の少女(19)を殺害しようとしたとして男性(46)が逮捕。奇跡的に少女は無事だったそうです。
経緯は、少女が自殺願望をSNSに投稿、男性が「手伝う」として自宅に招き入れ、睡眠薬を飲ませて首絞めや練炭で殺害しようとしたそうです。
少女は首絞めの際に目を覚まし「やっぱり生きたい」と語り男性の元を逃げだし警察へ。男性は逮捕、と。
事件に対する意見などは置いておきます。少女が生きていて男性が逮捕された、これが全てでしょう。
私が感じたのは首を絞められたあと「生きたい」と思った少女への共感です。同情かな?
私も首吊り自殺未遂をしたとき、あまりの苦しさに「死にたくない」と思い、その後「生きるしかない」に変わったので。少女も必死こいて暴れて何とか首絞めから逃れたに違いありません。
どれだけ自殺願望があっても、いざ死に直面する苦しさと恐怖を味わうと情けないながらも逃げちゃうんですよね。まぁ逃げてもいい恐怖なんですが。いらない勇気です。
少し話がそれますが、リストカットは痛みや苦しみが少ないと聞いたことがあります。少しの出血では死に至ることも少なく、最悪でも貧血による気絶のみで済む場合も多いとか。苦しみが少ないぶん死への恐怖も薄く、何度も繰り返してしまうのかもしれません。自殺願望から単なる自傷癖に移り変わっていることもあるでしょう。
それに比べて高所からの飛び降りや電車などへの飛び込みは、痛みも苦しみも多くの場合一瞬です。振り絞る勇気も一瞬だけ。死に至るまでの恐怖を感じるまでもなく即死するケースも多いそうです。自殺願望持ちの人間としては最も危険なタイプでしょうね。逃げ帰ってこれないので。
そういう意味では男性に首絞めや練炭での殺害を試みられたことは少女にとって不幸中の幸いだったのかもしれません。死への苦しみや恐怖を感じられたということが、逃げるチャンスにつながったのでしょう。
ただ少女について、「死にたい、けど自分ではできない、だから誰かに殺してもらおう。」って考えになった経緯や心境は正直よくわからないです。他の人や周りへの迷惑なんてどうだっていい、とりあえず死にたいって感じだったのかな。精神的な追い詰められ具合が非常に大きかったのかもしれませんね。
余談ですが、睡眠薬を飲んで寝ている状態でも意識が復活するとは驚きですよね。やっぱり睡眠薬ってただ寝ているだけなんですね。何か体に異常があれば目が覚める。気絶とは違うんでしょう。
睡眠薬飲んで首吊ればよかった、とかスタンガンで気絶して首吊ればよかった、とかあの夜に薄っすら考えたことを思い出しました。気絶でも意識は戻るんだろうか…。
高所からの飛び降りもしばらく考えた時期がありました。なるべく誰かに迷惑をかけたくなくて廃墟ビルなどを探したのですが近所には無く。仕方なく近所の高層団地の最上階に登ったところ、あまりの高さに怖じ気づき。しかも子供達の遊び声が聞こえてきて、どうしても彼らに迷惑をかけたくないと情けなくも逃げ延びました。※少し前に空の境界俯瞰風景を見たので飛び降り案として真っ先に廃墟ビルが出たのを覚えています。
いずれにせよ今回の件、少女が助かって良かったですね。これで少女の心が自殺から離れ、まっとうに生きていけることを願うばかりです。
まだまだ若いですしこれからこれから。家族親族友人に助けを求められずとも、やばくなったら生活保護があります。私と同じです(笑)
何かあったら役所の方にヘルプを頼みましょう。きっと助けてくれるはず。人生1からリセットするのもきっと悪くない。