生活保護を申請するにあたって恐らく多くの方が悩むこと。
「家族に連絡される?」
「生活保護を受けること・受けていること、家族にバレる?」
一応制度上は、必ずしも家族や親族へ確認連絡をとる必要はないそうです。
ただ、近しい家族や親族がいて、その人たちに扶養・援助できる余裕があるのなら生活保護を受ける必要ないじゃん、っていうのが国の考え。
そのため連絡を取れるなら取って援助できないか確認するのが一般的になっているわけですね。
なんとも厄介なことです。
家族の連絡先や住所を伝えなければ良い?私の経験談
私の場合、家族や親族と非常に縁が薄いため、生活保護の申請時には連絡先も住所も伝えていませんでした(そもそも知らないから)。
家族の構成と、家族のそれぞれが恐らく裕福でないことだけを伝えた形。
市役所の担当者からは「電話番号等が分からなくても、こちらでお住まいを調べて手紙の郵送だけはさせて頂きます。」と言われていました。
そのあと、生活保護の申請からおよそ3週間が経過し、正式に生活保護を受けることになりました。そしてもうすぐ2ヶ月が経とうとしています。ケースワーカーさんからも特に家族の話はされず。
本当に家族へ連絡がいったのか少し気になったので一度確かめてみることにしました。
つい先日、なんとか遠い親戚経由で家族の一人に確認してもらったところ、いずれの家族にも私が「生活保護を申請した・受けることになった」という手紙などは来ていない、認知していないとのこと。※「私に関することで何か連絡とかあった?」と聞いたので今でも私が生活保護を受けていることは知りません
まったく連絡なんてされていなかったのです。
すなわち私が生活保護を申請したこと、その後受給して生活していることについて、家族や親族含め誰も知らないということですね。
…わりと気が楽になりました。何だかんだ言って生活保護を受けていることに私自身多少の負い目を感じているようです。まぁどれもこれも仕方のないことですが…。
結局は役所の担当者次第?言っても駄目なら別の役所に行ってみよう
とはいえ、ネットやSNSを見ると「家族に連絡された」という声が多いのも事実です。
最悪の場合「家族に連絡され、家族が扶養・援助出来ると言ったせいで生活保護を受けられなかった。」というケースもありました。
なんとも言い難いところですが、これもまた役所の担当者次第なのかもしれません。
ただそれでも家族への連絡が必ず行われるわけではなく、たとえ「連絡する」と言われたとしても連絡されるとは限らない、ということは頭に入れておいて良いと思います。
どうしても家族関係が悪い場合は家族に連絡しないでくれと泣きついてみてもいいかと思います。
それでだめなら別県・別市の役所に行って申請してみましょう。別の役所で申請したら生活保護が通ったというニュース記事もありましたので扶養照会についてもいける可能性があります。
「扶養照会が嫌で生活保護を申請するか迷っている」という方、悩む必要はありません。ぜひとも一度、相談してみましょう。