お金もスマホもなかった1ヶ月間の話。【生活保護】

人生の話

皆さんどーもこんにちは。お疲れ様です。生活保護2ヶ月目。今回も、うつ病で全てを捨てた結果生活保護に至った者のお話しです。

今回はお金がなくスマホもない、そのほかにも何も持ってない私がスマホ復活までに過ごした約1ヶ月間の経験を書きまとめてみました。どーぞお暇な方、笑ってください。

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スマホがないと何も分からない。結果、おじいちゃんになりました。

うつ病になり貴重品含めすべてを捨てて生活保護→施設送りとなった私には、スマホがなかった。

電話やSNSは元々ほとんどやってなかったのでそっちの影響はありませんでした。仕事やめてからは電話する機会も大幅に減ってましたし。

ただ、何も調べられないのが本当に大変でした。分からないことだらけっていうか、調べたいことだらけ。まぁ私自身世間知らずでもありますが。

まず何より地図が分からない。施設は駅や繁華街から離れた場所にあって見知らぬ土地です。あたりの道なんて全然分かりません。

他にも免許証などの身分証明書の復活方法や、捨てた通帳やカードの再発行の仕方、スマホの復活方法(そもそもauの連絡先が分からない)など直近でやらなくちゃいけないことも進められず。

日常生活を送っていると調べたいことって本当にたくさんあるんですよね。足とか痛くなったら治し方調べたくなったり、今食べてるものの栄養素とか肌荒れのことなんか調べたくなったり、このあたりに100均とか業務スーパーないかなぁとか、本当にしょうもないことまで色々。今までなんだかんだスマホに頼りまくってたんだな、と実感しました。

結局お金も何もないので、生活保護費が入ってスマホを復活出来るようになるまでは、部屋でテレビを見るかひたすら散歩してました。あと筋トレとストレッチ。まるでおじいちゃんになったかのような1ヶ月間でした。

仕事探そうにも、最初の生活保護費を受け取るまで(正式に生活保護が始まるまで)は身分証明書もなく連絡先もないので仕事探しすら出来ないんですよね。ハロワも門前払いでした。「連絡先がないようでは仕事が見つかっても伝えられませんよ。」って。まぁ確かに。

ひたすら散歩しまくった結果と、コロナ

うつ病を診断してくれた医師いわく、太陽に当たったり、運動したりすることでやる気がでる成分がたまります(なんて成分だっけ?)と言っていたので、散歩はわりとうつ病改善(無気力改善)に最適でした。確かに元気が出た気がする。

散歩しまくりました。

ひたすら真っ直ぐ進んだり施設近辺をまわり続けた結果、最寄りのスーパーやコンビニ、公園や駅、バス停などが大体把握できました。地図なくてもやれるもんだなぁ。1ヶ月近く歩き続けたかいがありましたね。

まったく、コロナ禍だというのにね。

いや、もちろんマスクは付けてましたし、手洗いうがいもしっかりと、そしてなるべく人の多いところには近づかないようにしました。
※マスクは施設の方から提供されてました

施設は高齢者ばかりですしクラスター発生したら死人が出かねませんからね。その辺はしっかり注意してました。

散歩の一番の思い出は、大きな公園ですかね。歩き疲れて公園に入り、ベンチに座ってあたりを見回すと、賑やかな家族連れがたくさんいるのです。40人くらい。和気あいあい。テントはって日向ぼっこしてる人達もたくさんいましたし、ランニングやウォーキング中の方々、同じようにベンチに座って談笑する爺さん婆さん。

するとどうでしょう、

「何故、私はこんなことになっているんだろう?」

と、自分に対する呆れ、嘲笑、うつ病に対する恨みなどなど色々思うことがあったわけです。最終的には「絶対復活しなくちゃな」、とポジティブになれました。公園が良かったというより、活気ある人々を見たのが強烈なインパクトを与えてくれた気がします。

うつ病の方よ、公園に行こう。木漏れ日や桜も気持ちいいですよ。(コロナ対策は必須)。

筋トレとストレッチをしまくる日々

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散歩から帰って来てもすることがありません。テレビ見るくらい。久しぶり(数年ぶり)に見たテレビが色々アレなんですがまぁそれは後日書くとして、さすがに時間をもてあまし過ぎたので筋トレとストレッチをしてました。というか今でもしてます。

まぁ筋トレって言っても腕立て伏せとプランク(腹筋鍛えるやつ)だけなんですけどね…。

四畳半の、真ん中に軽い仕切りがあるだけの二人部屋なので、うるさくもできないし振動も出しづらいのです。

まあでも暇になったらひたすらやり続けたかいあってわりと筋肉はついてきました。若干ぽっこりお腹なので胸筋つけてごまかしたい…。

あとストレッチですが、こちらもまたいい感じに柔らかくなって来ました。目標はI字バランスと足180度開いて座るやつです(笑)。元々は散歩疲れで死んだ足をごまかすために軽くやってただけなんですが、時間をもてあましすぎて筋トレとストレッチのループになってました。楽しい。気持ちいい。

筋トレとストレッチは気分も良くなるので、何となくうつ病改善にも効果がある気がしています。めちゃくちゃ健康的だし。

スマホ復活後、ギガ問題

施設に入って3週間くらい経ったあと、生活保護費を受け取る日が来ました。

市役所まで車で送ってもらった際に近くのauショップに行って故障紛失サポートの連絡先をいただき、施設に戻ったあと施設の電話を借りて再発行を依頼。数日後スマホを無事復活させることが出来ました。発行代金は8千円程度。翌月引き落としなので何とかなりそう。

ネットに繋がる幸せ。情報を得られる幸せ。Googleマップも見れて行動範囲も広がる。最高。しかしまだまだ問題が。

ずばり、ギガです。

元IT系勤務者としてはあんまり使いたくない言葉ですが、「ギガが足りない」。

施設にはもちろんネットなんて繋がっておらず、当然Wi-Fiもありません。

私はauでピタットプランを使っているんですが、これが普通に高いんですよね。2GBまでで2,980円(2,480円だったかな?)。3GBで1,500円アップ、5GBでまた1,500円アップとどんどん料金が上がっていくんです。しょっぱいギガ数なのに何故こうも高いのか…。先日話したとおり生活保護費にはほとんど余裕がなくスマホ代に一万も払ってられません。

生活保護以前はネット付きの賃貸でWi-Fiルータを使っていたためスマホのギガなんてほとんど気にしたことはありませんでした。外でゲームとかはそんなにしませんし、ポケモンGOやってた時でも2GB以内でした。

でも今はWi-Fiがない。日々、家の中で何かを調べたりするだけでも使用量はどんどん増えていくんですね。設定でなるべく通信量を落として、アプリのダウンロードなどはなるべくauショップなどに立ち寄って無料Wi-Fiを使ったりしてます。Wi-Fi乞食。3月23日に開始されるpovoが待ち遠しいですねぇ。

といった感じで、スマホ復活までは超アナログ生活でした。というかおじいちゃん生活でした。そしてスマホ復活後の今も若干不十分です。早くここを出てとりあえずはネットがつなげられる賃貸に移動したい。これじゃテレワークも出来ないし…。まぁどんな仕事につけるか分かったもんじゃないのですが…。

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