povo1.0に変えて1年が経ちました。今になってすこし気になったので試しに回線速度を計測してみました。回線速度自体は2.0とも変わらないのかな?参考程度にどうぞ。
計測してみた結果
基本データ容量20GBを使い切る前と使い切った後の両方で計測しました。
※速度はすべてfast.com様で計測。誤差は200Kbps程度
・通常の速度(基本データ容量残有)
57 Mbps
・基本データ容量使い切り後(20GB超過後)
840 Kbps
・24時間無料トッピング購入後
41 Mbps
ここからはテザリング。
スマホをテザリングモードにしてPC側で回線速度を計測しました。
・通常のテザリング速度
46 Mbps
・基本データ容量使い切り後のテザリング
170 Kbps
・24時間無料トッピング中のテザリング
35 Mbps
基本的にテザリングにするとおよそ10Mbpsほど下がります。基本データ容量を使い切る前、もしくは24時間無料トッピング中であれば、テザリングでも体感的な遅さ・重さの違いはほとんど感じません。
結論。povoはアリかナシか
基本データ容量を使い切ると1Mbpsにすら届かず数値的にはかなり遅くなります。
ですが、普段使っていて遅いと感じるかどうかは人によるでしょう。普段から自宅にWi-Fi環境を整えている人にとっては遅いと感じるでしょうが、あまりWi-Fiも使わず、ネットサーフィンやアプリゲームなどをしない方にはまったく影響ないと思います。
ちなみに私は普段から毎月100GBくらい使ってます。なので基本データ容量20GBを早々に使い果たして遅い環境で生きることのほうが多いです。しかしそんなに困ったことはありません。※テザリングを除く
You Tubeも気にせず利用出来てますし(さすがに最高画質は無理だけど)、ネットサーフィンもよほど重たいサイトでも見ない限り気になりません。
しかし、スマホを仕事道具として考えている方にとっては、この速度は致命的です。特にテザリングは絶対に無理と言えるレベルになります。
Google検索が遅いどころか、そもそも検索画面すら表示するのに時間がかかるレベルで遅いです。画像なんて上から1行ずつ表示されるという2000年代初期のインターネット黎明期のような遅さを感じられます。
この状態ではスマホ・PC問わず、画像などのデータをアップ・ダウンロードしたりウェブ上でなにかしらの開発・更新・編集作業などをするのはかなり厳しいと思います。頻繁に止まってしまいストレスが溜まってしまうでしょう。
そういった仕事としての使い方をしないのであれば、たとえ基本データ容量を使い切ったとしても、povoはアリです。
余談。きついサイトやサービスの例
基本データ容量を使い切った場合。
You Tubeやツイッターは問題なくいけます。大体の情報サイトやブログ、サービスもいけます。
しかし例えば、同じ動画サービスでもニコニコ動画はキツいです。画面表示までに時間がかかりますし、再生中も頻繁に止まります。Twitchはわりといけますが、解像度が重要視されるようなサービスは満足できないかも。
あとは2ちゃんまとめサイトとかもかなりキツいです。同様のキュレーションサイト系は広告や画像リンクが多いのでその読込のためにページ描画が遅くなるんですよね。
画像サービスでいうとpixivもかなりキツいです。高画質画像が普通だから仕方ないところはありますが、画像がろくに表示されなくてストレスがたまります。
しかしInstagramはかなり余裕です。インスタは画像1枚のサイズが抑えられているので読み込み時間も抑えられているんですよね。
自分のよく使うサイトやサービスが回線速度にどこまで影響するかは、使われる画像や広告などのリソースの多さ・大きさによって決まります。なのでpovoなどの切り替え前に大体予想できると思います。話題のpovo2.0へ切り替える前に、一度考慮してみてはいかがでしょうか。
以上、参考までにどうぞ。