初めて治験に行った話。怖さとお金のこと。

健康と病気の話

どーも。今回は私が初めて治験に行った時のお話をします。治験について気になっている方、お金に困っている方、そういった方々の参考になれば幸いです。

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お金のために治験を検討

私、1年前に会社を辞めて無職になりました。

その話はこちらに。

で、無職になって貯金を食いつぶしながら生きていると、どうしても数か月後にはお金が必要になってくる。

かといってなるべく仕事はしたくない。就職活動や転職活動なんてしたくない。

そうこうしながら働かないでお金を稼ぐ方法を探しているうちにたどり着いたものの一つが「治験」でした。

治験ってなんなの?大丈夫?

正直私自身、最初は怪しいものとしか思っていませんでした

人体実験というイメージ。

新しく作った薬が人間にどんな影響を与えるか、それを見るための実験体的な。

でも、私にとってはそんなこと二の次だったのです。頭の中は「とにかくお金を稼がないと」という思いだけで。

で、それから治験について色々調べてみて、自分の知識・情報力の疎さ、何も知らないことを本当に情けなく思い笑ってしまいました

今日の日本における「治験」は、ほぼ100%、安全のもとに行われているものしかないそうです

治験は事前に医師から説明を受けて自分自身でやるかどうかを判断します。治験に関する詳細を治験サイトより引用しますと、

治験は国際的に定められた医薬品の臨床試験ルールによって治験審査を開催することが義務付けられており、ここで承認を得て初めて治験を開始できる、という厳格なルールのもとに成り立っています。

また、治験薬は事前に生体への安全性を確認して、問題ないと予想されるものだけが使用されます治験実施についても、国の基準に沿って参加者の安全に配慮した綿密な治験計画に基づいて慎重に進められています。

とのこと。

なので「これはヤバいよ。死ぬかもしれないよ。」なんてことはまずありえないわけです。新薬によって考えられる副作用についても前もって説明があって、こうなる可能性がある、大丈夫ですか?と、ちゃんとその上で治験に参加するかどうかの決定権がこちらに与えられると。

人体実験ではなく、あくまでも治療試験なのですね。

なので私のようにお金に困っている人だけでなく、単純に医療関係のお仕事に関わりたい、寄付などで医療に貢献したいと考えている方々も治験に参加されているそうです

健康状態も重要で、健康体でないと受けられないもの逆に特定の病気やアレルギーを持っていないと受けられないものなど多数あります。必ずしも健康じゃないとダメというわけではないので、探してみると意外なほどにたくさん見つかります。

治験って実際何するの?治験サイト?

先に紹介しておくと、私が利用している治験サイトは以下です。

治験ボランティア会 「JCVN」

本来ならば、本登録のために治験に関する事前説明会への参加が必要なほどしっかりした医療対策が取られている治験サイトなんですが、現在はコロナウィルスの影響によりネット確認のみで簡単に本登録できます。

で、治験って実際に何をするの?って話なんですが、実態は本当に様々なのです。

ざっくり種類をあげてみます。

  • 新薬の試験。新薬を飲んだり注射して、経過を観察する(状態確認・採血など)
  • 新美容品に関する試験、レビュー。新しい美容品などを使ってみた結果・経過を報告する
  • 新食品に関する試験、レビュー。新しい食品を食べてみた結果・経過を報告する
  • etc…

こうみると、「あれ?薬だけじゃないんだ?」って思いますよね。実際私はそうでした。

新しい美容品や食品に関するものでも治験として扱われるそうなんです。試食会のノリでやっているものもあったり。なので、薬を使うという一般的にハードな認識のものじゃなくても、治験には参加できるのです。

例えばトクホなどの健康食品も治験対象だったりします。

で、基本的な治験を受けるまでの流れですが、治験サイトに登録して、自分の受けたい治験を探して参加する形になります。

治験サイトにも色々あるんですが、個人的主観で、たとえ安全だと分かっていてもやっぱり「しっかりとした医療系の治験サイトを利用したい・なるべく安全は確保したい」という思いがありました。なので、上記jcvnを利用することにした次第です。

治験にかかる期間はどれくらい?

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これは案件によって様々です。

「〇日間使ってみた結果の経過観察」という具合に数日以上かかるものがほとんどですが、即日で終わるタイプのものもあります。

美容品・食品など家で出来るものもあれば、直接病院や企業のもとへ行って試験するものもあります。

これは案件を調べてみればすぐわかる事なのであまり気にすることもないでしょう。

ただ、やはり新薬系の治験となると病院に行くケースが多いようです。場合によっては入院しながら進める治験もあります

会社に勤めていて、普段平日は働いている社会人の方でも、土日のみ参加できる案件などを探せば治験に参加できます。

私のような無職でいつでも時間を取れる人間にとってはあんまり気にすることもないですね(なんの自慢にもなりませんが…)

で、治験で稼げるの?

これがすべてですよね。

まぁ結論から言うと、

治験は稼げます。

当然、入院するなど期間の長い案件の方がお金は貰える(一応、協力費・負担費などと呼ばれています。給料ではない)のですが、簡単なものであってもやはり単価は高いです。

基本数万~十数万。場合によっては二十万以上です。一回でひと月分の給料並みに稼げる場合もあります。

多くの治験は事前試験→本試験という流れを取っているんですが、事前試験で落ちて本試験に参加できなくても、事前試験に参加した時点である程度のお金(数千円~)を貰える場合がほとんどです。

なので小さな治験でもたくさん参加すれば稼げます。

ただ、私の経験談的に言うと、単発で大きな案件を受けた方がトータル的な稼ぎにはつながると思っています。

その理由は次の話。

休薬期間について

すべての案件にあるわけでないんですが、治験を受けるための条件には休薬期間というものがあります。

「前回の治験から、○ヵ月経っていること」

といった条件が指定される場合があるのです。

他の薬の影響が出る可能性があるので新薬を試すわけにはいかない、ということなんですね。

案件の条件によっては、「過去〇ヵ月の間、他の薬やサプリを摂取していないこと」「採血をしていないこと」などもあります。

新薬の治験ではほぼ間違いなく採血するので、実質的に新薬系の治験は連発で受けられないのです。(本試験まで行った場合のみ。事前試験で落ちた場合、新薬投与や採血はされないので別の治験には影響しない)。

治験によっては休薬期間がないものや短いものもあるんですが、数か月必要なものもあるので、1か月に何度も受けることが出来ない場合もあるのです。

そう考えると、小さな案件を受けるよりも、大きな案件(長い期間の案件)を受けた方が稼ぎにはつながります

ちなみに嘘をついて治験に参加したりすると、その後の治験が受けられなくなったり、場合によっては損害賠償を支払う可能性が出てきます。嘘はNGです。

まぁこのように休薬期間の存在があって頻繁に治験を受けられない場合があるので、金額の安い治験を受けるよりは高い治験を受けた方が良いです。当然、複数の治験サイトに登録しても休薬期間が重なると意味がないので、メインとなる一つ二つだけのサイト登録で十分だと思います。

治験ボランティア会「JCVN」 治験の無料登録はこちらから

経験談。入院型治験をやってきた

私の経験談です。

私は入院タイプの治験を受けてきました。

指定の病院で事前検査試験があって、それをクリアしたら、数日間入院して治験を実施する、というものです。

正直最初はかなり緊張していましたが、意外にもあっさりとしたもので、注射を受けたあとベッドで寝て経過観察するだけでした(4泊5日)。特に副作用等もなく。入院中はちょっと退屈なくらいですが、スマホなどは利用可能だったので暇すぎるということはなかったです。

事前検査試験への参加で5千円程度(念のため実際の値段は伏せます)、入院で15万円程度のお金をもらいました。支払いは即日です。その間の食費や光熱費も浮いたのでお金以上に助かりました。

担当者さんのメール連絡や会話のやり取りがかなり親切で、条件に関して分からないこと(過去の健康診断関連など)があっても正直に話せば文句ひとつ言わず話を進めてくれました。

最後に…また治験やる?

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個人的には、しばらく「休薬期間」がありますが、その後にまた別の入院型治験をやってみようと思っています。

稼げるときに稼ぐ、が当てはまるのかどうか微妙なところですが、思っていたほどのリスクはないのかな、という印象がつきました。

もちろん副作用などの怖さがなくなったわけではありませんが、無職で、体を持て余しているわけで。

お金に困っている方、単純に医療に貢献・協力したいと思っている方、最終的にはお医者さんにしっかり説明を受けたうえで、自分自身の判断でやるかどうかを決められます。迷っている方はぜひぜひ、治験の道も検討してみてください。

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